「親指トラックボール」おすすめ5選 指先による絶妙な操作&省スペース性が便利【2023年3月版】
指先による絶妙なコントロールと省スペースを同時に実現できる「トラックボール」の中でも、初心者でも比較的扱いやすいと思われる、親指操作のものに絞っておすすめ製品をご紹介します。
パソコンの操作に使うものと言えばキーボードとマウス。しかしこの「マウス」に似た「トラックボール」というデバイスもあり、一部のユーザーから絶対的な人気を集めています。
今回は、指先による絶妙なコントロールと省スペースを同時に実現できる「トラックボール」の中でも、初心者でも比較的扱いやすいと思われる、親指操作のものに絞っておすすめ製品をご紹介します。
森坂光郎
古の「ケータイ雑誌ライター」。フィーチャーフォン時代の終焉とともに、守備範囲をIT・ガジェット・パソコン・AV家電など広範囲に拡大。趣味はゲームとアニメ・仮面ライダー・アメコミ映画などの鑑賞。好きな音楽はクラシックロックとネオアコ。
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操作に必要なスペースは設置スペースのみ
パソコンをマウスで操作する場合、マウス本体を手で移動させることで、画面のポインターを動かします。それに対して、トラックボールは埋め込まれているボールを指で動かしてポインターを操作します。
トラックボール最大のメリットは、操作に必要となるスペースが非常に狭くて済むことです。マウスのように本体を前後左右に動かす必要がないので、移動させるためのスペースがいらないのです。マウスパッドももちろん不要です。
トラックボールはボール部分をどの指で操作するかによって、いくつかの種類があります。中でも、最も主流と言えるのは、親指で操作するタイプと、人差し指と中指で操作するタイプの2種類です。
今回製品をご紹介する親指操作タイプは、人差し指と中指(ホイール操作を含む場合は薬指も)でクリック操作を行うので、マウスに近い感覚で操作できます。そのためマウスからの乗り換えの場合は、比較的早く慣れることができるでしょう。
5ボタン仕様の親指トラックボール
サンワサプライの直販サイト「サンワダイレクト」で販売されている「400-MAWTB168」は、5ボタン仕様のトラックボール。エルゴノミクス形状のボディが手のひらにフィットし、自然に持てる15度の傾斜により力まずに操作できます。
WEBブラウザの操作に便利な「進む」「戻る」ボタン付きです。専用アプリ「SANWA Trackball Soft-X」を使って各ボタンに機能を割り当てられます。
ワイヤレスレシーバーはUSB Type-AとType-C2の2種が付属し、接続先を切り替えて使用できます。乾電池不要の充電式です。ほかに有線接続モデル(400-MATB167)、Bluetooth接続モデル(400-MABTTB169)が展開されています。
エレコムのロングセラーモデル
エレコムの「M-XT3DRBK」は、ロングセラーモデルの親指トラックボールです。操作時に接触する手のひらの6つの骨格・筋肉に着目し、わずかな窪みや膨らみまで徹底的に考慮して設計されています。ボールの動きを検出するセンサーにはゲーミンググレードの高性能光学式センサーを搭載。高性能レンズと周辺の光学設計の最適化により抜群のポインター追従性を実現します。
ボタンは左右ボタン、「進む」「戻る」ボタン、チルトホイール、減速ボタンを搭載。スイッチを押している間だけポインターの移動速度が遅くなる「減速スイッチ」も搭載し、小さくて合わせにくい場所をクリックする際もスムーズにポインター移動ができます。
本製品は本体に収納可能な小型レシーバーを採用しています。非磁性体で約10m、スチールデスクなどの磁性体上でも約3mの範囲で使用できます。有線モデルのM-XT2URBKのほか、ワイヤレスで左手操作モデルのM-XT4DRBKもラインアップされています。
角度可変スタンド付きで2つの傾斜角度を選べる
ナカバヤシの「Digio2トラックボールマウス」は、同社のパソコン・スマートフォン関連用品ブランド「Digio2」の親指トラックボールです。角度が変わるスタンド付きで、気分や操作感を変えることができます。高性能光学式センサーを搭載し、指先のわずかな動きを正確に伝達します。
「進む」「戻る」ボタンを搭載した5ボタン仕様で、割当変更ソフトで他の機能へ割り当てを変更することもできます。ボールの動きを感知してポインター速度を変える2モードの「おまかせ速度調整」の機能も搭載。もちろん速度は固定しておくことも可能です。レシーバーは本体底面に収納可能。ほかにBluetoothモデルや有線接続モデルも用意されています。
超ロングセラーモデルの後継機
ロジクールの「M575S」は、同社の定番製品であったトラックボール「M570」を10年振りにアップデートしたモデルです。M570の卓越した操作感はそのままに、唯一の欠点であった耐久性が飛躍的に改善され、長期間、快適に使い続けられるモデルとなっています。
新たに傾斜角度が付いたスクロールホイールで、指をより自然で快適な位置にホールドできます。ボールコントロールはさらになめらかで精確になっており、2000DPIの精度でトラッキングできます。接続はロジクール独自のワイヤレス接続の「Unifying USB」とBluetoothを切り替えて使用可能。例えば、デスクトップパソコンではUnifying USB、ノートパソコンではBluetoothに切り替える、というように2台のデバイスでの利用も可能です。
電池寿命も長く、単三形乾電池1本で最長2年間(同梱のUnifying USBレシーバー使用時)、Bluetooth Low Energyの使用時には最長20カ月使用可能です。
ロジクールのハイエンドモデル
ロジクールの「MX ERGO アドバンス ワイヤレス トラックボール」は同社のハイエンドモデル。傾斜角を20度に調整可能で、自然に近い手のポジションで使用し、通常のマウスに比べ筋緊張を20%削減します。
「プレシジョンモードボタン」でトラッキング速度を素早く変更可能です。「スピードモード」では操作スピードを優先しトラッキング精度(DPI)を上げます。「プレシジョンモード」ではより正確なカーソル操作を行なうためにDPIを落とし、カーソル操作の精度を向上させます。
2台までの接続デバイスを本体ボディのボタン1つで簡単に切り替え可能。また、「FLOW」機能では接続された2台までのデバイス間をマウスドラッグのみでデータ移動ができます。
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