レビュー

ワークマンの「着る断熱材」がスゴイ! 寒さも暑さも感じない「無感覚アウター(レディース)」を着てみた(1/2 ページ)

機能的でありながら、リーズナブルなウェア・アイテムを展開する「ワークマン」。2024年秋冬の新作としてもっとも注目されているのが、「XShelter(エックスシェルター)」シリーズです。今回は、レディース用のアウター「エックスシェルター断熱レディース防水ウォームアウター」を実際に着用してみました。

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 機能的でありながら、リーズナブルなウェア・アイテムを展開する「ワークマン」。2024年秋冬の新作としてもっとも注目されているのが、「XShelter(エックスシェルター)」シリーズです。


ワークマンの「エックスシェルター断熱レディース防水ウォームアウター」を着てみた

 “着る断熱材”と銘打ったこのシリーズには、「特殊断熱シート」と「吸光発熱綿」を組み合わせた新素材を搭載しています。これにより外部環境を“無効化”し、快適な温度(30度ほど)を保ちます。

 今回は、レディース用のアウターエックスシェルター断熱レディース防水ウォームアウターを実際に着用してみました。リアルな感想をお伝えします。

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※効果には個人差があります
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川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークションの専門家。2004年、夫が子育てのために会社を辞めたのをきっかけにヤフオク!(当時はヤフー!オークション)を始める。経験を積みながら独自のノウハウを構築。2014年にフリマアプリをスタート。NHK「あさイチ」をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。また節約や時短が大好きで、安くて便利なアイテムに興味あり。よく利用するのはダイソー。

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「エックスシェルター」って何?

 ワークマンの新素材として注目されている「XShelter(エックスシェルター)」とは、ミクロンサイズ粒子の積層素材を採用した「断熱シート」と、外部の光を吸収して熱エネルギーを増幅する「吸光発熱綿」を組み合わせた素材のこと。これを搭載することで、外気温が30度の時に着用しても暑さを感じず、マイナス10度であっても寒さを感じない“無感覚ウェア”を実現しています。


ワークマンの「エックスシェルター断熱レディース防水ウォームアウター」

タグに付いていた断熱シート

 上記の写真は、タグに付いていた「断熱シート」です。非常に薄く、その厚さは約1mm程度。そのため、一般的な中綿入りのジャケットよりも薄く、軽量なウェアを実現できます。


(左)XShelter断熱シート、(右)一般的なナイロン生地

 またその下の写真は、8月に開催された「ワークマン2024年秋冬新製品発表会」で行われていた、エックスシェルター断熱シートの性能を実感できる実験シーンです。

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 温めたホットプレートに、エックスシェルター断熱シート(左)と一般的なナイロン生地(右)を置き、その上に氷を置いた実験です。ナイロン生地の氷はすぐに溶け始めましたが、断熱シートの方の氷はほとんど溶けていませんでした。

 さらに吸光発熱綿も搭載することで、高い保温性も実現。とはいえ、断熱シートは透湿性も備えているので、暖かい室内に入っても汗をかかないのです。どんな外気温でも、ウェア内を快適な温度に保ちます。

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実際に着てみた 室温20度でも暑くない!

 エックスシェルター断熱レディース防水ウォームアウターを、室温20度の室内で着用してみました。アウター内には一般的なコットンシャツを着ています。

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エックスシェルター断熱レディース防水ウォームアウターを室内で着てみた

 このくらいの室温で保温性が高いアウターを着ると、暑さを感じることが多いのですが、エックスシェルターのアウターはそこまでの暑さを感じません。もちろん暖かさはあるのですが、嫌な暑さではありません。


サーモメーターを搭載

 エックスシェルターのウェア内には、サーモメーターが搭載されています。そのため、常にウェア内の温度を確認できます。着用前の温度は20度でした。


着用後は24度に

 3分ほど着用すると、24度に上昇していました。しばらく着用していると26度になり、その後は26度を保っていました。暑すぎることもなく快適な温度だと感じます。

 ワークマンの新製品発表会で担当者は、「屋外で着用して暖かいのは当然。でもアウターを着たまま電車やショッピングモールなどに入ると途端に暑くなって汗をかいてしまう。その問題を解決できるのが『エックスシェルター』です」と話していました。朝晩の気温差が激しいこの季節にも、活躍するアウターだと感じます。

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驚くほど軽い

 エックスシェルターのアウターはボリューム感があるので、重そうに見えます。でも実際に持ってみると、「軽い!」と声が出てしまうほど軽量でした。ふんわりとしていて、空気をたくさん含んでいるような触り心地です。


非常に軽量

 実際に重さを測ってみると、約663gでした(Mサイズ)。ここまで軽量でありながら、襟の中にフードが入っています。そのため、強風や寒い時にさっとフードを取り出して、首元や頭をカバーできます。

 またウエストと裾内側にはドローコードが付いているので、すっきりとしたシルエットにすることも可能です。

 生地は防水性も備えており、耐水圧は1万5000mmH2Oと高くなっています。非常に高機能な生地ですが、ごわごわ感はありません。

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リュックを背負いにくいかも

 筆者は、エックスシェルターのアウターを旅行に使いました。室内外の移動が多くなりやすい旅行でも、快適に着続けることができました。


リュックを背負いにくいかも……

 一方で、筆者は旅行の際にリュックを使うのですが、エックスシェルターのアウターにボリュームがあるので、リュックを背負いにくいと感じた場面がありました。アウター+リュックの宿命かもしれませんが、これは難点かもしれません。

 また袖口にはゴムが入っていますが、手首の太さによっては隙間ができてしまい、冷気が入ってしまうことも。ただ筆者の場合は、アームウォーマーをしてからエックスシェルターのアウターを着ることで、冷気の侵入を防ぐことができています。

 フロントは、フラップボタンとファスナーの二重仕様なので、冷気は入ってきませんでした。


身長160cmの筆者はMサイズを着用

 これだけの機能を搭載しながら、価格は4900円(税込)と5000円以下です。カラーはグレージュ(筆者購入)、ピンク、ブラックの3色展開。サイズはMとLです。身長160cmの筆者はMサイズを着ています。

 ワークマンの公式オンラインストアでは「WEB限定商品」となっていますが、店舗でも購入可能です。ただし店舗によって在庫は異なります。

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