レビュー

【ワークマン】4900円の「ビジネスリュック」は日帰り出張にジャストなサイズ感 多機能かつ丈夫でコスパに優れたアイテム!

ワークマンのビジネスリュック「コーデュラ スクエアビジネスリュック」を購入し、実際に各方面への出張に使ってみました。ノートパソコン用のクッション材入りポケットや、YKK製のファスナーを採用するなど、非常に使い勝手が良かったので紹介していきます。

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 ワークマンがWEB限定で販売している4900円(税込み、以下同)のビジネスリュック「コーデュラ スクエアビジネスリュック」を購入し、実際に出張で使ってみました。


ワークマン「コーデュラ スクエアビジネスリュック」

 ノートパソコン用のクッション材入りポケットや、YKK製のファスナーを採用するなど、非常に使い勝手が良かったので紹介していきます。

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江戸川 ユウ

自転車とバイクによるさまざまな遊び方を追求するフリーランスライター。各メディアが注目する以前からワークマンのアパレルをライディングギアとして愛用しており、今ではキャンプ用品まで同社の製品で一式揃えるほど、その発展ぶりに感心している。幼少時代から海川問わず釣りが好きで、近年は登山も趣味の一つに。

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店頭には流通していないWeb限定商品

 ここ最近、新幹線や飛行機を利用しての出張が増えており、必要に迫られて買ったのがワークマンの「コーデュラスクエアビジネスリュック」です。


色はブラックのみ。外寸は約41(縦)×28(横)×15(幅)cmで、国内LCCの機内持込手荷物の上限内です

 店頭には流通していないWEB限定商品で、オンラインストアで注文後、最寄りの店舗で代金と引き換えに受け取ります。事前に商品を確認できないという不安はありますが、今回はWebサイトでサイズや仕様をじっくりチェックしていたので、特に問題ありませんでした。


丈夫なコーデュラ(ポリエステル)を表地に使っていることを証明するタグ

 実際に店頭で受け取った際、思わず「軽っ!」という声が漏れてしまうほど、商品のボリューム感に対して軽く感じました。容量は約24L、重量は実測で1014g。クッション材や芯材を多用していることを考慮すると、かなり軽いといえるでしょう。

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ノートパソコン用のサブ室はクッション材入り

 このビジネスリュックは3室構造となっており、中央のメイン室が最も大きく、背面側にサブ室1、フロント側にサブ室2があります。

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 サブ室1にはノートパソコンやタブレット用のオープンポケットがあり、このスペースを挟み込むようにクッション材が挿入されています。筆者が使っているノートパソコンは14インチ(外寸は約313.5×224×16.9mm)で、これは余裕で収まりました。


サブ室1のノートパソコン用オープンポケットは衝撃を緩和するクッション材入り

 最も大きなメイン室は、たくさんの荷物をまとめて入れやすい反面、小物がどこかへ行ってしまうというリスクが伴います。そうしたトラブルを軽減するため、メイン室には大きめのメッシュポケットを2つ設けています。


メイン室の中に設けられたメッシュポケット。小物の分別収納に重宝します

 フロント側のサブ室2は、A4サイズの書類が余裕で収納できるほど大きめです。サブ室1に入りきらなかった雑誌や資料を入れておくのに重宝しました。また、内部にはペン差しを含むポケットが3つと、大容量のファスナー付きポケットがあり、名刺入れやメモ帳、ボールペンをしまっておくのに便利でした。


フロント側のサブ室2。写真のワークマンのカタログはA4サイズです

 また、内部の裏地はすべてネイビーなので上品な雰囲気があります。この色味によって収納物が見やすいというメリットも見逃せません。

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開閉がスムーズなYKK製ファスナーを採用

 外部ポケットは本体の両サイドに1カ所ずつと、フロント側に2カ所の計4カ所備えています。両サイドのポケットはスマホが収納できるぐらいのサイズ感で、500mlのペットボトルは厳しめでした。

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サイドポケットはスマホなどを一時的に入れておくのに重宝します

 フロントのポケットはファスナー付きで、こちらも容量は小さめですが、内部のポケットと違ってワンアクションで小物が取り出せるのは便利だと感じました。


フロント側にあるファスナー付きポケット

 メイン室をはじめ、サブ室1と2の開口部には、スライダーがスムーズに動くYKK製のダブルファスナーを採用しています。加えて、サブ室2の中にあるポケットや、外部ポケットのファスナーもYKK製なので、耐久性も期待できます。


メイン室、サブ室1と2の開口部にはYKK製のダブルファスナーを使用

肩への負担が少なく、背負い心地が良い

 さて、背負い心地についてです。ショルダーベルトは肩のラインに沿うようなカーブを描いている上に幅が広く、硬めの芯材が入っているので、肩への荷重をほどよく分散してくれます。また、チェストベルトによって横揺れを軽減できるのもうれしいですね。


リュックの横揺れを軽減するチェストベルト付き

 背中との接触面およびショルダーベルトには、クッション性のあるメッシュ生地を使用しています。まだ夏場は経験していないので断言はできませんが、この仕様なら不快な蒸れを軽減してくれそうです。


クッション性のあるメッシュ生地が使われた背面部分

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筆者が使っていて気になった点は……

 概ね好印象なビジネスリュックなのですが、筆者が気になった点が2つあります。1つはショルダーベルトのアジャスターの動きが鈍いこと。バックパックはフィット感を調整にするために、背負った状態でベルトをグッと引くのですが、これが非常に動きづらいのです。バックルにバリが残っているという感じでもないので、もしかするとこういう仕様なのかもしれません。

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片手で引けないほどにベルトが動きづらいのです

 2つめはハンドグリップの位置です。適度に太くて握りやすいのですが、収納物が重いとせっかくのスクエアな形状が中央だけ崩れてしまい、しばらくその跡が残ってしまいます。加えて、壁に据え付けられたフックに引っ掛けにくいのも不便に感じました。


ハンドグリップを持つと中央がひしゃげてしまいます

自立することのメリットは大きい

 筆者にとって気になる点はありますが、使うたびにメリットに感じているのは「自立する」ことです。筆者はバックパックを15点持っていますが、その中で自立を前提に設計されたものは1つしかなく、いつも置き場所に困っていました。このビジネスリュックは、電車待ちの列でちょっと荷物を下ろしたいときなどに自立してくれるので、本当に役に立っています。


収納物の重量バランスにもよりますが、広い底面に芯材が入っているので自立させやすいのです

 表地のコーデュラにははっ水加工が施されており、多少の雨水であればサッと弾いてくれます。購入してから1カ月が経ちますが、今ではメインのバックパックとして活躍しており、4900円以上の価値を実感しています。ビジネスリュックを探している人や出張が多い人は、ぜひチェックしてみてください。

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