美しい湿原・池塘が見られる「日本百名山」おすすめ3選　山歩きを快適にするアイテムも紹介【2025年9月版】（1/2 ページ）

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美しい湿原・池塘が見られる「日本百名山」：燧ヶ岳（福島県）

　福島県の最高峰であり、尾瀬を象徴する山として知られる燧ヶ岳（ひうちがたけ）。御池登山口からのルートは、穏やかな森歩きで始まりますが、次第にぬかるみや岩場が続く急登に変わり、本格的な登山の醍醐味を味わえます。

　登り切った先に現れる湿原・熊沢田代や広沢田代では、夏になるとワタスゲやキンコウカが咲き誇り、高層湿原の風景に心を奪われます。

　山頂の一つである「まないたぐら」に立てば、尾瀬ヶ原や尾瀬沼、さらに至仏岳や日光連山、遠くは飯豊連峰まで望むことができ、その大パノラマは圧巻です。

　日帰りも可能ですが、尾瀬に点在する山小屋に一泊して、湿原の朝靄や夕焼けとあわせて楽しめば、山と尾瀬の魅力を存分に堪能できるでしょう。

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美しい湿原・池塘が見られる「日本百名山」：火打山（新潟県）

　新潟県にそびえる標高約2462mの火打山は、頸城山塊の最高峰であり、日本百名山の一つ。登山道を歩き出すと、まず迎えてくれるのが中腹に広がる高谷池湿原です。初夏には雪解けとともにワタスゲやハクサンコザクラが咲き、天狗の庭では色とりどりの高山植物が登山者を迎えてくれます。

　そして高谷池は、アメリカのCNNが「日本で最も美しい場所31選」に選んだ絶景で、池塘と草紅葉が織りなす秋の風景はまるで絵画のようです。

　木道が整備されているため歩きやすく、池塘越しに立つ山の姿をゆっくり楽しめるのも魅力。運がよければ、かつてアルプス以外では姿を消したライチョウに出会えることも。山頂に立てば北アルプスから富士山、さらには日本海と佐渡島まで望む大パノラマが広がります。

美しい湿原・池塘が見られる「日本百名山」：苗場山（新潟県・長野県）

　標高約2145ｍの苗場山は、日本でも珍しい山頂湿原をもつ百名山です。山頂一帯には約600ヘクタールもの広大な高層湿原が広がり、大小あわせて数千の池塘が点在します。春から秋にかけて100種類を超える高山植物が咲き誇り、訪れる季節ごとに異なる表情を見せてくれるのも魅力です。

　特に夏の青空を映す池塘や、秋の草紅葉に染まる景色は「天空の楽園」と呼ぶにふさわしい美しさです。9合目から山頂にかけては平らな地形が続き、開放感のある稜線歩きを楽しめます。

　首都圏からのアクセスが良いため、早朝出発すれば日帰り登山も可能。池塘のほとりで風に揺れる花々を眺めながらお弁当を広げる時間は、日常では味わえないぜいたくなひとときです。雄大な湿原に包まれる体験を、ぜひ自分の足で確かめてみてください。

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美しい湿原・池塘が見られる「日本百名山」におすすめのアイテム

レキ マカルー FX TA

　湿原のある山に多い木道は、濡れていると滑ってしまうことも。トレッキングポールがあると安心です。

ザ・ノース・フェイス コンパクトジャケット

　木道上では冷たい風が吹き抜けることがあるため、ウィンドブレーカーを着用・携帯しましょう。

サロモン X ウルトラ 360 レザー ゴアテックス

　滑りやすい木道を歩く際には、溝が深く、防滑性の高いアウトソールを備えたトレッキングシューズが欠かせません。

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