今みんなが見てるアニメはこれ! 「Amazonプライム視聴ランキング」3位は『チェンソーマン 総集篇』2位は『Dr.STONE』1位は…【2025年9月版】(1/2 ページ)
新旧問わず世界中のアニメや映画が視聴できる「Amazonプライム」。9月の視聴ランキングは『Dr.STONE』をはじめ、ジャンプ作品が席巻している状況です。今回は「Amazonプライム9月の視聴ランキング(日本)」の上位3作品のアニメを紹介しつつ、ランキング結果の分析を行います。
新旧問わず世界中のアニメや映画が視聴できる「Amazonプライム」。9月の視聴ランキングは『Dr.STONE』をはじめ、ジャンプ作品が席巻している状況です。
今回は「Amazonプライム9月の視聴ランキング(日本)」の上位3作品のアニメを紹介しつつ、ランキング結果の分析を行います。気になる作品があれば、ぜひチェックしてみてください。
本記事は、Amazon.co.jpのプライムビデオ視聴ランキング(2025年9月20日5:00現在)に基づいてランキングを集計しています
木島祥尭
フリーライターとして、家電、家具、アニメ等の記事を担当。大学時代から小説や脚本などの創作活動にはまり、脚本では『第33回シナリオS1グランプリ』にて奨励賞を受賞、小説では『自殺が存在しない国』(幻冬舎)を出版。なんでも書ける物書きの万事屋みたいなものを目指して活動中。最近はボクシングをやりはじめ、体重が8kg近く落ちて少し動きやすくなってきました。好きなのものは、アニメ、映画、小説、ボクシング、人間観察。好きな数字は「0」。Twitter:@kirimachannel
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Amazonプライム9月の視聴ランキング:3位『チェンソーマン 総集篇』
シリーズ累計発行部数3000万部を突破した「少年ジャンプ+」で連載中の大ヒット作品『チェンソーマン』のテレビシリーズ総集篇が3位にランクイン。原作は鬼才と名高い漫画家・藤本タツキ氏が手掛けています。2025年6月に劇場公開され高い評価を獲得した『ルックバック』をはじめ、10月には短編マンガ8作品をアニメ化した『藤本タツキ 17-26』の公開を控えるなど、藤本タツキ氏の勢いはとどまるところを知りません。
さらに本作は『呪術廻戦』など数々のヒット作を手掛けてきたアニメーションスタジオMAPPAが制作を務め、オープニングテーマに米津玄師の『KICK BACK』を採用。さらにエンディング曲が毎回変わる贅沢な試みをしており、Eveやano、Aimer、Vaundyなど一流のアーティストが起用されました。このように各分野の才能が結集したこともあり、賛否両論を呼んだものの、放送当時から大きな話題を呼んだ1作です。
親の借金返済のために、悪魔退治や自分の臓器を売るなどして、極限の極貧生活を送る主人公デンジ。裏切りに遭い、絶望の淵に立たされたデンジは、ポチタというチェンソーの悪魔と契約を交わし、悪魔の心臓を持つチェンソーマンとして復活を遂げます。その後、力を手に入れたデンジは「公安対魔特異4課」に所属し、マキマ、早川アキ、パワー、姫野などのアクの強い面々と共に悪魔退治を続けることになるのですが……。
暴力性や性的妄想など、デンジの視点を通して、思春期男子の正直な感覚が描かれている刺激が強めの内容です。飾ることのない恋と愛と欲望の姿に、不思議な中毒性を覚える人も多いかもしれません。さらに9月からは劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の公開がスタート。予習できるように総集篇が公開されており、視聴者を着実に増やしている模様です。劇場で映画を楽しむためにも、今のうちにぜひチェックしてみてください。
Amazonプライム9月の視聴ランキング:2位『Dr.STONE』
「週刊少年ジャンプ」にて2017年から2022年まで5年間連載された、異色のクラフト冒険譚『Dr.STONE』が2位にランクイン。現在は第4期が放送されており、終盤にかけてエピソードが盛り上がりを見せていることもあってか、順位を急上昇させています。
漫画は『アイシールド21』や『トリリオンゲーム』などで知られる稲垣理一郎氏が原作、Boichi氏が作画を担当。科学知識を用いたコアな作品でありながら、絶大な人気を獲得しており、累計発行部数は1800万部を超えています。
物語はある日、全人類が一瞬にして石化する現象に見舞われ、文明が滅んだ石の世界(ストーンワールド)を舞台に繰り広げられます。
石化してから3700年後に目覚めた、主人公の石神千空は幼馴染の大木大樹と協力し、石器時代から現代文明まで、ゼロから立て直すことを決意。その類まれな頭脳と膨大な科学知識を駆使して文明の再建を目指すという、圧倒的なスケールで描かれている作品です。
Amazonプライム9月の視聴ランキング:1位『ダンダダン』
数ある強豪を抑えて1位に輝いたのは、総閲覧数4億4000万回超えのメガヒットを飛ばし、現在「少年ジャンプ+」にて連載中の作品『ダンダダン』。漫画家・龍幸伸氏が描くオカルティック青春物語がサイエンスSARU制作のもとに2024年10月にアニメ第1期がスタートし、Amazonプライムでは度々首位を獲得するなど、大きな話題を呼びました。
2025年7月からスタートした第2期も引き続き好調で、先日最終回を迎えたばかりということもあり、現在注目度が高まっています。最終回の衝撃的な展開や、3期制作決定の発表も加わり、ランキングの順位を押し上げている模様です。
本作は宇宙人の存在を信じる主人公オカルンと、幽霊の存在を信じるヒロイン・モモの2人が織りなす、オカルト×ラブコメ×バトルのおいしいもの全部乗せのドエンタメ作品。原作の魅力はさることながら、制作会社サイエンスSARUとの相性も抜群で、見ていると思わず動き出したくなるような、独特なアニメ表現が魅力となっています。
第1期のオープニングテーマ、Creepy Nutsの「オトノケ」もダンサンブルなナンバーで人気を博しましたが、第2期のアイナ・ジ・エンドによる「革命道中」も高く評価されており、MVの再生回数は2045万回を突破。ノリの良いダンサンブルな曲調を引き継ぎながら、初々しい恋模様を思わせるセンチメンタルな音楽で、作品の魅力を支えています。
原作、アニメーション、音楽が奇跡的な相乗効果を果たし、TVアニメ『ダンダダン』はなかなか見られない傑作として仕上がっています。衝撃の最終回をもう一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
Amazonプライム9月の視聴ランキング:トップ10
10位:『私の夫と結婚して』
9位:『帝乃三姉妹は案外、チョロい。』
8位:『SAKAMOTO DAYS』
7位:『ワンピース』
6位:『ふたりソロキャンプ』
5位:『コンフィデンスマンKR』
4位:『ババンババンバンバンパイア』
3位:『チェンソーマン 総集篇』
2位:『Dr.STONE』
1位:『ダンダダン』
Amazonプライム9月の視聴ランキング:トップ3をジャンプが独占! 異世界転生(なろう)系はランク外の結果に
2025年9月のアニメ視聴ランキングは、ジャンプ原作のアニメがランキングを席巻する結果になりました。1位は『ダンダダン』、2位は『Dr.STONE』、3位は『チェンソーマン 総集篇』で、トップ3をジャンプが独占。さらに5位に『ワンピース』、6位に『SAKAMOTO DAYS』が入っており、ジャンプの存在感を強く感じさせます。
一方で8月は3作品ランクインしていた異世界転生(なろう)系のタイトルが、9月は1作も入っていません。最終回を迎え始めたジャンプ作品に押され、勢いがやや弱まっている印象です。
また強豪ひしめく中で、4位の『ふたりソロキャンプ』や7位の『帝乃三姉妹は案外、チョロい。』など、日常系、ラブコメ系の作品が残っており、やや目立っています。『帝乃三姉妹は案外、チョロい。』は7月に2位に入ってからは、度々上位に食い込んでおり、引き続き人気を維持しているようです。バトル物がメインの夏アニメの中で、継続的に注目されている、数少ない作品と言えます。
さらに第2期の『ダンダダン』や第4期の『Dr.STONE』をはじめ、2期以上のシリーズものが多く見られる中で、同作は非シリーズものとしてランクインしており、その点でも善戦している印象を受けます。
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