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ジメジメ対策や洗濯物の部屋干しに活躍する「除湿器」選び 定番ブランド編【2026年7月版】(1/2 ページ)

湿気対策や部屋干しに活躍する「除湿機」(衣類乾燥除湿機)。方式の違いや定番ブランドの製品を紹介します。

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 梅雨や夏場の湿気、部屋干しの生乾き臭、冬の結露によるカビ対策まで、除湿器は一年を通して活躍してくれる頼れる家電。その機能や性能は多様化しており、除湿方式の違いや適切なサイズ選びなど、購入時に迷うポイントも少なくありません。

 今回は、梅雨から夏にかけての季節の必需品ともいえる「除湿器」の中でも、定番ブランドのおすすめ商品を紹介します。

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森坂光郎

古の「ケータイ雑誌ライター」。フィーチャーフォン時代の終焉とともに、守備範囲をIT・ガジェット・パソコン・AV家電など広範囲に拡大。趣味はゲームとアニメ・仮面ライダー・アメコミ映画などの鑑賞。好きな音楽はクラシックロックとネオアコ。

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衣類の乾燥から除菌・脱臭までカバー


アイリスオーヤマ IJH-L160-H(出典:Amazon

 最近の除湿器は衣類乾燥機能を備えたものが主流で、製品が「衣類乾燥除湿機」といった名称でカテゴライズされることも多くなっています。花粉やPM2.5、黄砂、虫の発生といった季節特有の事情に加え、ベランダ事情などで外干しが難しい住環境が増えていることも背景に、部屋干しニーズが拡大しており、2026年の除湿器市場では衣類乾燥機能を備えた多機能モデルが主流になっています。

 除湿機は、除湿方式の違いで「コンプレッサー式」「デシカント式」「ハイブリッド式」の3種類に分けられます。

 コンプレッサー式は、湿った空気を冷却して水分を抽出して除湿するタイプで、エアコンの除湿(ドライ)機能と同じ仕組みです。気温が上がる梅雨時や夏場に高い除湿能力を発揮するのが特徴で、反対に気温が下がる冬場は除湿能力が落ちる傾向にあります。運転音がコンプレッサー搭載機特有のものになりやすい点も押さえておきたいポイントです。

 デシカント式(ゼオライト式とも)は、乾燥剤に湿気を吸着させ、ヒーターで気化させて、空気中の湿気を取り除くというタイプ。ヒーターを使うため、気温の低い冬場でもしっかり除湿でき、結露の防止に役立ちます。ただし、ヒーターを使う分、運転時は室温が上昇してしまうので夏場の利用には不向きですが、衣類の乾燥には問題ありません。消費電力がコンプレッサー式の2~3倍程度になりやすい一方、本体が軽量・コンパクトな機種が多く、クローゼットや押入れなど狭いスペースの湿気対策にも向いているのが強みです。

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 ハイブリッド式は、気温の高い夏はコンプレッサー式を、気温の低い冬はデシカント式を使うという形で、利用時の条件に合わせて2つの仕組みを自動で切り替えられるタイプ。本体価格は高めですが、一年を通して安定した除湿能力を発揮しながら電気代を抑えやすく、衣類乾燥にも適しているため、近年とくに支持を広げています。最近では従来機種に比べて消費電力を大幅に抑えた省エネ仕様のハイブリッドモデルも登場し、ランニングコストの低さを重視する層からも選ばれる傾向が強まっています。

 さらに、最新の衣類乾燥除湿機では除菌・脱臭機能や広範囲への送風を実現するルーバー、乾き具合をセンサーで見極めて自動停止する機能などの搭載が標準的になってきています。

パナソニック|消費電力約1/3のエコ・ハイブリッド方式 F-YEX120B


パナソニック F-YEX120B(出典:Amazon

 パナソニックでは現在、衣類乾燥除湿機として独自の「エコ・ハイブリッド方式」の3モデルをラインアップしています。

 「F-YEX120B」は、スタンダードクラスの除湿器で、2024年5月に発売されたもの。大量の洗濯物をシリーズ最速で乾かすハイパワーモデル「F-YEX200D」と、洗濯物の真下に置けるコンパクトモデル「F-YEX90D」は2026年4月発売の最新モデルです。

 「F-YEX120B」は、2つの冷却機構(冷却器+空冷式熱交換器)の「エコ・ハイブリッド」方式。結露の仕組みで空気中の湿気を2度除湿し、冷却器を通った冷たい空気も有効活用することで消費電力約3分の1を実現しています。

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 「使用後のタンクの水捨てが面倒」「浴室のカビ対策など長時間連続で使用したい」といったニーズに応え、ホースをつないで排水する「連続排水」に対応。スムーズな部屋干しをサポートします。さらに部屋干し衣類を除菌し、部屋干し臭を抑制するという「ナノイーX」も搭載しており、衣類乾燥を追求したモデルとなっています。公式オンラインストアでの価格は6万9300円(税込、以下同)となっています。

コロナ|主に5シリーズで構成


コロナ CD-H18AZ(出典:Amazon

 コロナの除湿器は、主に電気代がお得なコンプレッサー式を採用しているのが最大の特徴です。パワフルな除湿力で梅雨や夏のジメジメに強く、独自のルーバー制御や大容量タンクを搭載しており、スピーディーな衣類乾燥が期待できます。

 コロナの衣類乾燥除湿機は主に5シリーズで構成されています。「WHシリーズ」は、速乾Wルーバーとアクアドロップ洗浄self機能を搭載した、大容量タンクの最上位モデル。「Hシリーズ」は、乾燥性能・除湿パワー・価格・静音性のバランスが良く、定番として支持される主力モデルです。

 「CDSCシリーズ」はサーキュレーターを分離して使用可能で、複雑な干し方や上級者向けのモデルとなっています。「Sシリーズ」は、超スリムでコンパクト、狭いスペースにも置きやすい一人暮らし向けモデル、「Pシリーズ」は、コンプレッサー式に特化したシンプル設計で、電気代を抑えられるエントリーモデルです。

 Amazon限定で販売されている「CD-H18AZ」は、1日最大10Lの除湿能力を持つコンプレッサー式モデル。4.5Lの大型タンクで水捨ての回数を軽減でき、限定モデルとして、10年交換が不要というフィルターを採用しているのが特徴です。おおむね4万円台から5万円台前半でで販売されているようです。

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シャープ|2つの方式を最適なバランスで制御


シャープ CV-UH160(出典:Amazon

 シャープの除湿器の最大の特徴は、「プラズマクラスターイオン」による脱臭・除菌機能で、空気中の菌やウイルスの作用を抑制しつつ部屋干しの生乾き臭の素早い消臭が期待できるとしています。上位モデルには「プラズマクラスター25000」、ミドル~エントリーモデルには「プラズマクラスター7000」が搭載され、乾燥後も消臭効果を継続するという「臭い戻り対策モード」や、カビバリア運転でお部屋のカビを未然に防ぐという機能を搭載する機種もあります。

 除湿方式は3タイプをそろえており、最上位モデル「HYBRID365」はコンプレッサー方式とデシカント方式を独自レイアウトで組み合わせた「オールシーズン・ハイブリッド方式」を採用し、夏や梅雨はコンプレッサー、冬はデシカントを自動制御して業界トップクラスの速乾性能を実現します。

 デシカント式モデルは高さ約32cmで物干しラックの下にも収まるコンパクト設計が特徴で、省スペース重視の人に向いています。総じて、消臭・抗菌機能の充実度と静音性の高さがシャープの除湿機の強みといえます。

 「HYBRID365 CV-UH160」は、2026年3月発売のオールシーズン・ハイブリッド方式採用モデル。気温が高い梅雨時や夏季にパワフルに除湿するコンプレッサー方式と、気温の低い冬季でも安定した性能を保つデシカント方式を独自のレイアウトで構成。2つの方式を最適なバランスで制御することで、一年中、高い乾燥力を発揮し、約2kgの衣類を梅雨時は最短54分、冬季は最短70分で乾燥できる、トップクラスの速乾性能を実現します。シャープの公式オンラインストア「COCORO STORE(ココロストア)」での価格は8万4800円となっています。

アイリスオーヤマ|コスパが魅力


アイリスオーヤマ IJH-L160-H(出典:Amazon

 アイリスオーヤマの除湿機の最大の魅力は、価格がリーズナブルで、大手メーカーと比べてコストパフォーマンスの高さが際立つ点です。独自性としては、除湿機とサーキュレーターを一台に合体させたモデルが多く、除湿しながら洗濯物にしっかり風を当てて部屋干しを速乾できるのが特徴です。

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 ラインアップはデシカント式、コンプレッサー式、ハイブリッド式と幅広くそろっており、上位のハイブリッドモデルは衣類乾燥が約55分という業界トップクラスの速さで、4.5Lの大容量タンクと温度に左右されない最大16L/日のパワフルな除湿力を備えるのが強みです。一方、エントリー~ミドルのデシカント式モデルは3.5Lタンクと送風機能を備え、自動運転モードや首振り機能で部屋干しの乾きを速められるなど、価格を抑えつつ実用性を確保しています。

 なお、除湿力の高さが評価される一方、運転音やタンクの水音が気になるという声もあるようで、静音性は機種によって差がある点は留意しておきたいポイント。総じて「価格を抑えつつ、サーキュレーター一体型などのアイデア機能で部屋干しを効率化したい人」に向いているメーカーといえるでしょう。

 「IJH-L160-H」は、ハイブリッド方式を採用のモデルで、夏の高温多湿から冬の低温時まで気温に左右されず1年中使えます。最大除湿能力は16L/日で、急ぎの洗濯物もすぐに乾燥できるほか、水タンクが4.5Lと大容量で水捨ての回数が少なく済みます。アイリスプラザでの価格は4万9800円となっています。色違いの「KIJH-L160」も展開されています。

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