「パソコン用マイク」USB接続タイプのおすすめ3選 ワンランク上の音声でオンライン会議や配信を【2024年3月版】
パソコンで使えるマイクの中でも、コストパフォーマンスが高く手軽に使えるのが「USB接続」のモデル。ヤマハ、マランツ、オーディオテクニカのおすすめ製品を紹介します。
オンライン会議やビデオ通話が当たり前の時代、よりクリアな音質で相手に声を届けるには、良いマイクを使用するのが大事です。また、DTM(デスクトップミュージック)やライブ配信など高音質なマイクが必要とされる趣味も広く人気を集めており、高性能マイクはより身近なものとなっています。
今回はパソコンで使えるマイクの中でも、コストパフォーマンスが高く、手軽に使える「USB接続」のモデルから、おすすめ製品を紹介します。
森坂光郎
古の「ケータイ雑誌ライター」。フィーチャーフォン時代の終焉とともに、守備範囲をIT・ガジェット・パソコン・AV家電など広範囲に拡大。趣味はゲームとアニメ・仮面ライダー・アメコミ映画などの鑑賞。好きな音楽はクラシックロックとネオアコ。
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手軽さならUSB接続タイプ、音質重視ならXLR接続タイプを
高音質のマイクを選ぶのであれば、USB接続のものかXLR接続のタイプを選ぶことになります。かつては主流であった、パソコンの「マイク端子」に接続するミニプラグタイプもありますが、音質の高いものは少なく、パソコンのノイズを拾いやすいというデメリットもあります。
USB接続タイプのマイクは、パソコンのUSB端子に接続できるもので、手軽さが最大のメリットです。ただし、パソコンでは一般的に音声の入力先を1つしか指定できないため、2本以上のUSBマイクを接続することはできません。
XLR接続のマイクは、プロのシーンでも使われているもので、高いモデルであればあるほど非常に高い音質を実現できます。一方、XLR接続タイプのマイクはパソコンとの間にオーディオインタフェースを接続する必要がありますので、マイクと併せてそちらを用意する必要があります。
手軽に高音質のマイクを使用したいのであればUSB接続のものを、楽器や歌の録音など、さらに高音質のサウンドを得たいのであればオーディオインタフェースとともにXLR接続のマイクを選ぶのがよいでしょう。
単一指向性を持つコンデンサーマイク採用|ヤマハ YCM01U
YCM01Uは、ヤマハのUSBマイクロフォン。USB Type-Cに対応し、付属のケーブルをマイクとパソコンなどに接続するだけで、ドライバーなどをインストールすることなく使えます。マイクを使って配信/遠隔会議アプリを経由して自分の声を送るだけでなく、本体背面のステレオミニジャックにヘッドホンやイヤホンを接続し、相手の声を聞くこともできます。
単一指向性(カーディオイド型)を持つコンデンサーマイクを採用。マイク後部からの不要な環境ノイズを抑制し、明瞭でストレスのない音声を相手に送ることができます。また、ユーザーの声が持つ質感・量感を余すことなく拾い、言葉に込められた微妙なニュアンスも伝えることが可能です。
卓上三脚タイプのマイクスタンドも付属、購入後すぐに設置して利用できます。また、持ち運びに便利なマイクポーチも付いています。実売価格は1万7000円台(税込、以下同)からとなっています。
音楽製作ソフト「Mパソコン Beats」が付属|マランツ MPM-4000U/MPM-4000UJ
MPM-4000Uは、音響機器ブランド「マランツ」のUSBマイク。プラグアンドプレイで高品質レコーディングを実現するオーディオインターフェースを内蔵。Podcast、ゲーミング、ライブストリーミングでの使用に適した操作性を備えたマイクです。
ヘッドホン音量ノブ、マイク入力音量ノブ、ミュートボタン、1/8インチ・ヘッドホン出力端子を本体に装備。主要な操作系統が扱いやすい位置にあるので、微妙なサウンド調整もスムーズに行えます。 また、音楽制作ソフトの「Mパソコン Beats」が付属、DTMもすぐに始められます。
三脚マイクスタンドとUSBケーブルが付属。また、別売りのマイクスタンドに簡単にマウントできるマイククリップも同梱します。実売価格は9000円台後半から。
プロ向けエントリーモデルをUSB接続に|オーディオテクニカ AT2020USB-X
AT2020USB-Xは、オーディオテクニカのコンデンサーUSBマイクロホン。プロ向けのエントリーモデル「AT2020」シリーズを継承した音質を備えながら、パソコンなどのUSB Type-C端子へのプラグ&プレイで、手軽に会議・配信・レコーディングなどに使えます。
音声などの音源に焦点を合わせられる単一指向性、解像度の高いA/Dコンバーター(最大サンプリングレート:24ビット/96kHz)により、クリアで自然なサウンドを実現。また、マイクで収音した音とパソコン音源のバランスを調整できる、ミキサー調整ダイヤルを搭載。パソコンアイコン側にダイヤルを回すと、接続しているパソコン音源の音量が大きくなり、マイクロホンアイコン側に回すとマイクの音量が大きくなります。
安定して使える専用スタンドが付属。振動ノイズを効果的に吸収する、別売品のショックマウントを使用すれば、ブームアームなどの使用も可能です。公式サイト価格は1万9580円です。
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