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テストスタブ(てすとすたぶ)情報システム用語事典

test stub / スタブ

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 ソフトウェアテスト単体テスト結合テストを行う際、テスト対象モジュールから呼び出されるモジュールの代わりに出力結果を返す簡易プログラムのこと。

 伝統的なソフトウェアテストにおいては、トップダウンテストで未実装ないし未検証の下位モジュールを置き換えるテスト用モジュールである。テスト対象である上位モジュールからの呼び出しに対して、テストに必要な最低限の出力(しばしばあらかじめ決められた1つの値)のみを行う単純なプログラムであることが多い。呼び出し情報を記録するように作られるものもある。

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

 似たようなテスト用の代替モジュールにモックオブジェクトがある。概念上、モックオブジェクトが相互作用中心のテストに用いられるテストダブルであるのに対して、スタブは状態中心のテストに用いられるものと区別される。ただし、多くのモックオブジェクトの実装はスタブの機能を果たすことができるので、しばしばこの2つは混同される。スタブを自動生成するテスティングフレームワークもある。

参考文献

▼『ソフトウェアの信頼性――ソフトウェア・エンジニアリング概説』 グレンフォード・J・マイヤーズ=著/有沢誠=訳/近代科学社/1977年10月(『Software Reliability: Principles and Practices』の邦訳)

▼『プログラム・テスト法』 ウィリアム・C・ヘッツェル=編著/鳥居宏次=訳/近代科学社/1974年9月(『Program Test Methods』の邦訳)


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