ソフトウェア開発において、実装コードを書く前にテストコードを書き、逐一テストを行うこと。通常は、この考え方に基づいたテストファースト・プログラミングのことをいう。
テストファーストのメリットは、「テストケース作成を通じて、仕様が明確になる」「必ずテストケースが作られ、ドキュメント資産となる」「設計/実装がシンプルになる」などがある。
エクストリーム・プログラミングのプラクティス(実践項目)の1つ(後にテスト駆動開発となる)。テスト駆動開発の教科書「Test-Driven Development: By Example」(ケント・ベック/2003年)では、テスト駆動開発パターンの1つに挙げられている。
参考文献
▼『XPエクストリーム・プログラミング導入編——XP実践の手引き』 ロン・ジェフリーズ、アン・アンダーソン、チェット・ヘンドリクソン=著/平鍋健児、高嶋優子、藤本聖=訳/ピアソン・エデュケーション/2001年8月(『Extreme Programming Installed』の邦訳版)
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