SAPジャパンは12月11日、「SAP Customer Relationship Management 2007」(SAP CRM 2007)を12月14日に発売すると発表した。同製品はSAP NetWeaver上で稼働する顧客管理アプリケーション。消費財業界の販売促進費管理機能やコールセンター向け顧客対応最適化機能を追加した。
ユーザー画面の刷新が特長。操作性を高める目的ですべての画面を一から設計した。標準画面(SAP CRM Web User Interface)のポイントは4つ。
- カスタマイズができること
- 検索性能の高さ
- 情報入力のしやすさ
- 使い方を新しく覚える必要のない画面構造の統一性
これらの使い勝手は、コンシューマ向けのWebツール(iGoogleやMy Yahoo!)を参考にとした。
画面開発ツールも提供する。「SAP NetWeaver Visual Composer」はコーディングをすることなく、独自の画面開発ができる。そのほか、「SAP Interactive Forms by Adobe」「Duet for Microsoft Office and SAP」も提供する。
ほぼすべての機能をWebサービス化(部品化)した。サービスの粒度はエンタープライズサービス・コミュニティにおけるディスカッションを通じて決める。エンタープライズサービスリポジトリも提供する。サービス(部品)を組み合わせるためのシステム基盤としてSAP NetWeaverがある。サービスとして切り出されるのは、例えば、「修理依頼」(サービスオーダー)や、「修理実績報告」(サービス確認)、「見込み顧客情報」(リード)など。
日本市場では、構築済みシステムとの連携や、手作りCRMシステムの置き換えを狙う。
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