ティブコソフトウェアは2月12日、異種混在環境におけるSOA(サービス指向アーキテクチャ)を効率よく管理できるようにするためのプラットフォーム「TIBCO ActiveMatrix 2.0」(以下、ActiveMatrix 2.0)の販売を開始した。
ActiveMatrix 2.0は、異種混在環境においてSOAを構築するためのサービスプラットフォーム。異種混在環境をつなげるために、Javaと.NETをサポートした。これにより、ActiveMatrix 2.0を利用することで、Javaや.NET、既存のカスタムアプリケーション、パッケージアプリケーションを組み合わせてSOAとして開発、導入、管理ができるようになる。
米ティブコソフトウェア アジア太平洋地域・日本担当最高技術責任者 ダン・ターンズ(Daniel Ternes)氏は、「Javaや.NETによる開発から導入、管理までをサポートできるようになった点が大きい。これにより、従来BEAやIBMが得意だった『より開発者向けの市場』にも訴求できるようになった」とコメントした。
新バージョンでは、「ActiveMatrix BusinessWorks」をスタンドアロン形式だけでなく、ActiveMatrixインフラストラクチャ上にホストされるコンテナとしても利用できるようになった。また、「ActiveMatrix Service Bus」は、軽量のESB(エンタープライズサービスバス)として新たに追加されたコンポーネント。従来「ActiveMatrix BusinessWorks」上で行っていた機能を別のコンポーネントとして分離した形になる。
SCA(Service Component Architecture)の拡張もサポートする。ActiveMatrixでは、SCAベースの複合アプリケーションとして、ActiveMatrix BusinessWorksプロジェクト/サービスやJava、.NETサービスのアセンブルや導入、管理が可能になった。これにより、大規模エンタープライズレベルの複合アプリケーションの構築が可能になった。
ターンズ氏は、今回の製品について「ActiveMatrixは、前バージョンがすでに75社以上に採用されている。今後はさらに機能を追加し、BPMなどにも対応させていきたい。サービスエンジンの数を増やすことも検討している」とコメントした。
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