アイリンクは3月27日、CO2を排出しない風力発電の電力を利用したレンタルサーバサービス「グリーン電力サーバ」のレンタルを4月1日に開始すると発表した。
グリーン電力サーバは、青森県大間町の風車「まぐるん」を運営するNPO法人グリーンシティから「グリーン電力証書」を購入し、アイリンクのホスティングサービスで利用する電力に利用するというもの。これにより、年間約4トンのCO2排出削減を見込めるという。
グリーン電力証書とは、CO2を排出しない自然エネルギーでの発電電力を第三者機関である「グリーン電力認証機構」が認証し、その価値を配分できるというもの。グリーン電力証書は1kwごとにIDが振られており、その情報が公開されているため、利用している電力が認証されたものであるかどうかを確実に識別することができるという。グリーン電力サーバの場合には、サービスごとに利用された電力量を測定し、その使用電力量に応じたグリーン電力証書をユーザーが取得することになる。
料金は、ディスク容量が300MBでデータ転送量が月間10GBまでの「ライトプラン」の場合で月額1980円、ディスク容量2GBでデータ転送量が月間10GBまでの「レギュラープラン」の場合が月額3980円だ。アイリンク広報担当の齋藤浩昭氏は、「当社の通常のレンタルサーバ料金と比較して約10%程度割高だ。それは、ほぼグリーン電力証書の料金分と考えて頂きたい。当面は既存ユーザーを“グリーン電力サーバ”へ移行させていき、新規ユーザーは100社程度見込んでいる」とコメントした。
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