IDSシェアー・ジャパン(以下、IDSシェアー)は5月8日、企業の業務改革を継続的に支援する新戦略と、新ソリューション「ARIS Business Performance Edition」を発表した。
BPMソフトウェアベンダのIDSシェアーは、ARISを中心としたパッケージ製品とコンサルティングサービスの2つのビジネスを展開している。独IDSシェアーのExtended Board Memberで、同社でアジアパシフィックと日本の事業を統括するシニアバイスプレジデントのカーステン・トーマス・ヨルンス(Carsten Thomas Joerns)氏は新戦略について「日本の顧客のさらなる成功のためには、ソフトウェアの販売だけにとどまってはいけない。コンサルティングによって何年にもわたって継続的に顧客をサポートすることで、ビジネス改善を図ることが重要だ」と話し、コンサルティングサービス強化の理由を説明した。
発表したARIS Business Performance Editionは、IDSシェアーの新戦略をサポートするソリューション。ARIS製品とサービスを組み合わせて、顧客のビジネス視点に立って提供する。既存製品および今後発表される新製品はすべて同ソリューションにマッピングされる。
日本ではパートナー支援を強化する。BPMやSOAについてグローバルで蓄積したコンサルティングのノウハウやメソッドを日本法人で体系化してパートナーに提供する。BPMに対してエンドユーザーの要望が高度化していることからパートナーに対するトレーニングも積極的に行う方針だ。4月1日付で代表取締役に就任した沖村一宏氏はIDSシェアーでコンサルティング部門を率いてきた。同氏は「(ノウハウ提供とパートナー支援という)点と面のアプローチで盛り上げていきたい」と抱負を語った。
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