富士通とSAPジャパンは11月5日、業務データを経営に役立つ情報として可視化する「Enterprise Information Management」(EIM)分野で協業を強化すると発表した。顧客にEIMソリューションを共同提案する。
EIMとはERPなどで管理されている基幹業務のデータを、経営層や現場で利用できる経営データとして可視化する考え。SAPジャパンは独本社が買収したビジネスオブジェクツのデータ可視化ソリューションを組み合わせた「EIMソリューション」を開発。富士通もビジネスオブジェクツのデータ可視化ソリューションを取り扱ってきていて、これまで300件以上の導入実績があるという。
両社はEIMソリューションの提供とサポートを共同で行う。また、東京・大田区の「富士通ソリューションスクウェア」内に「EIMソリューションセンター」を設置し、EIMソリューションの技術検証と導入支援を行う。
EIMソリューションの活用方法が分かる業種別シナリオの作成も共同で行う。例えば、経営層向けには蓄積データを基に経営データをリアルタイムで見せるダッシュボード、現場向けには散在しているデータの一元化とデータ活用などのシナリオが考えられるという。
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