日本の会計基準を策定する企業会計基準委員会を運営する財団法人 財務会計基準機構は12月1日、Webサイトにおける企業会計基準などの閲覧制限を2009年1月6日に撤廃すると発表した。財務会計基準機構の非会員は、これまで公表後2カ月しかWebサイトで企業会計基準を閲覧できなかった。
閲覧可能にするのは企業会計基準のほか、企業会計基準適用指針、実務対応報告。Webサイトで公開している過去の企業会計基準なども非会員に公開する。IT業界で話題となっている工事進行基準についての「工事契約に関する会計基準」も閲覧可能にする。
財務会計基準機構は閲覧制限撤廃の理由として、会計コンバージェンスが加速、世間一般で企業会計基準への関心が高まっていることなどを挙げ、「企業会計基準等を周知・普及させることは、従前にも増して重要となってきている」とコメントしている。
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