日本オラクルは4月16日、アプリケーションをサービスとして提供可能にする基盤製品「Oracle SaaS Platform」に関してパートナー15社と協業すると発表した。日本オラクルの常務執行役員 アライアンス統括本部長 鈴木登志夫氏は「オラクルの製品やソリューション、実績、ノウハウを提供し、パートナーを支援したい」と話した。
Oracle SaaS Platformは、Oracle Database、WebLogic Application ServerのほかSOA関連製品、運用管理製品、課金ソフトウェア、プロビジョニングソフトウェアなどのミドルウェアで構成する。グリッド上にSaaS基盤を構築可能にし、SLAの保証など「SaaS事業の価値最大化を支援する」(同社)という。オラクルによると米国では50社以上がOracle SaaS Platformを採用し、SaaSビジネスを展開しているという。
オラクルが提携したのはデータセンター事業者が中心の「サービス/プラットフォーム・パートナー」と、ISV中心の「コンテンツ・パートナー」、システム連携を行う「ソリューション・パートナー」。サービス/プラットフォーム・パートナーにはNECや日本ユニシス、富士通、新日鉄ソリューションズなどが含まれる。
コンテンツ・パートナー、ソリューション・パートナーはウィングアークテクノロジーズ、ソフトブレーン、ディサークルなど。オラクルはパートナー向けに製品導入の初期投資を抑えるファイナンスプログラムも用意しているという。
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