名刺管理サービス「リンクナレッジ」(Link Knowledge)を提供する三三は7月1日、蓄積した名刺情報をグーグルが提供するグループウェアサービス「Google Apps」と連動させるサービスを発表した。リンク・ナレッジは営業担当者などが交換する名刺をスキャナで読み込んで管理できるオンラインサービス。契約企業にはスキャナをレンタルする。スキャンされた名刺のビットマップはOCRにかけるのではなく、三三側で人手で使って入力する。
これまでリンクナレッジは、Salesforce.com、eセールスマネージャー、Microsoft DynamicsCRMなど既存CRM/SFAや、サイボウズOffice、Microsoft Officeといったグループウェアと連動。営業管理業務を効率化するソリューションを実現していた。ほかにメールについてはHDEのメール関連ソリューション、アンケート調査業務を効率化するAltPaperなどとも連動していた。
今回、新たにGoogle Appsと連動することでメールを中心としたコミュニケーションのアクティビティログ(活動記録)を統合したデータベースをクラウド上に実現できるという。具体的には、Gmailの連絡先と名刺情報の同期や、メールログの名刺情報との関連付けをフレームワークとして、個別の企業のニーズに合わせて開発をしていく。利用者は、従来の業務フローを変えることなく、営業活動などの活動状況が可視化でき、効率的な業務情報管理が可能になるという。
三三は2007年10月からリンクナレッジを提供しており、これまで国内約250社での導入実績があるという。
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