ITmedia Virtual EXPO 2017 春は会期満了につき、イベントを終了いたしました。
多数のご来場、誠にありがとうございました。
企業を取り巻く環境が大きく変わる中、デジタルテクノロジーを活用して常にビジネスを変革していく力が、新たな勝ち組企業の条件となりつつあります。
優れた製品や技術によって市場を獲得してきた日本企業は、「デジタル化」によって洞察を獲得、さらに顧客に寄り添う商品やサービスをグローバルで提供できるようになるでしょう。デジタル変革によって、新たな顧客体験と新たな企業価値を生み出す挑戦が始まっています。
本EXPOでは企業に必要なデジタル変革を「ビジネス課題」「人材・組織」「ビジネス基盤」「次世代セキュリティ」の4つの側面からフォーカスし、企業のデジタル変革の指南となるコンテンツをお届けいたします。
ビジネスのデジタル化は、あらゆる業種の伝統的な企業にも及ぼうとしています。ビジネスの最前線で何が起ころうとしているのか、粒度の細かいデータをリアルタイムで把握し分析することで、意思決定のプロセスはもちろん、ビジネスそのものも大きく変革することができます。また、デジタル化によって顧客接点が増えること、企業はより優れた顧客体験を提供し競争力を高めていく必要があります。多様な顧客ニーズに迅速かつ的確に応えるためには従来のモノの売り方を見直し、経営、商品、マーケティング、セールス一体となって顧客にアプローチすることが不可欠になります。「ビジネス課題エリア」では経営戦略、商品、営業/マーケティングの観点でビジネス課題としてのデジタル変革を考えます。
キーワード:デジタルトランスフォーメーション、スピード経営、デジタルマーケティング、カスタマーエクスペリエンス、セールステック、ニュービジネス
働き方の変革はもはや単なる福利厚生でありません。テクノロジーを活用した生産性の向上や、それを通じて優れた人材の確保を狙うなど、企業の成長を支える「経営戦略」として取り組まれようとしているのです。一方、スマートフォンの高機能化はもちろん、VDIやデータレスPCによるセキュアなワークプレイス環境も整い始めています。技術進化が目覚ましいコミュニケーション/コラボレーションソフトウェアと組み合わせて活用すれば、社員が「時間」と「場所」の制約なく働ける環境を作り上げることができます。その効果は単なる「いつどこワーク」による個人の生産性向上にとどまることなく組織全体にスピードをもたらすでしょう。「人材・組織」エリアでは、デジタル化による働き方を含めた新たな価値づくりについて考えます。
キーワード:人材育成、ワークスタイル変革、企業コミュニケーション、モバイル、ソーシャル
デジタル化の影響は、社会・産業のデジタル化、顧客関係のデジタル化、そして組織運営・働き方のデジタル化と多岐にわたり、企業は単に適応していくだけではなく、自らデジタルイノベーションを起こして、ビジネス、顧客との関わり方、そして働き方などを変革していく必要があります。企業ITも、こうしたデジタルイノベーションに対して、ITの展開が時間的にも柔軟性の面でも足かせとなることがないよう、あらかじめプラットフォーム化しておくことが求められます。クラウドネイティブであることは当然としてビッグデータネイティブ、IoTネイティブなIT基盤とは?「ビジネス基盤」エリアでは、これからのテクノロジードリブンなビジネスに必要な企業IT基盤について考えます。
キーワード:IoT、クラウド、データ基盤、モバイル、ソーシャル、システムインフラ、アプリケーション、次世代セキュリティ
新たなテクノロジーの活用にはさまざまなリスクが伴いますが、ビジネスのデジタル化が進む中、商品やサービスに「安全」「安心」という付加価値をもたらすサイバーセキュリティの確保・維持は、経営が克服すべき最重要課題です。また、IoTやFinTechといったトレンドが本格化していくと、今までのセキュリティ対策とは全く異なる対応、考え方が必要になってくるかもしれません。「次世代セキュリティ」エリアでは、デジタル化時代における新たな脅威の動向と対策、そして強靱な組織を作り上げるために必須のセキュリティ対策について考えます。
キーワード:サイバーセキュリティ、インシデント対応、CSIRT、デバイス管理、IoTセキュリティ