幅広いスポーツを網羅する総合サイト Yahoo!スポーツ sports.yahoo.co.jp 国内外の主要なスポーツの情報が入手可能。ゴルフ場、スキー場検索ができるなど、実用的な情報も充実している。11月下旬には「2002 FIFA WORLD CUP」の公式サイトも立ち上げた
トップを明け渡すも人気は変わらず nakata.net nakata.net 前回の首位から1ランク下げたものの、98年のサイト開設以来、安定して上位を確保している中田英寿選手のサイト。2001年、セリエAのローマからパルマに移籍する際にも本人がウェッブで公表するなど、いやがうえにも注目が集まる。中田英寿からのメール、スケジュールはファンにはたまらない。2001年はモバイル配信なども開始し、いつでもHIDEに会えるようになった。また、中国語、韓国語にも対応した
いきなりトップ3に食い込む MSNスポーツ sports.msn.co.jp 今回初ノミネートながら、3位に食い込んだ「MSNスポーツ」。ニュース情報は、日刊スポーツや読売新聞社、ロイターといった主要サイトから提供を受ける。コラムが充実しており、「熱血格闘技コラム」「肉体改造計画」などユニークなものが多い。全国釣り情報や船宿、ゴルフ場などがさまざまな条件で検索できるなど実用的な情報も。ワールドカップ関連では、『サッカーマガジン』『Number』のコンテンツを提供している
前回、僅差で1位を逃したYahoo!スポーツが2年ぶりに首位に返り咲いた。その牽引役となったのが、海外で活躍する日本人選手たちである。「前半はパルマ移籍で騒がれた中田英寿選手、そして3月以降はなんといってもイチローですね。打率がどうなったか、など毎日気になる話題を提供してくれたのが大きかったと思います」と語るのは、Yahoo!スポーツのプロデューサー、尾澤浩一氏だ。
Yahoo!スポーツでは、4月の開幕からMLBの試合の模様をデータ中継するなど、万全の体制を整えていた。MLBの開幕、オールスター出場、そしてプレーオフとイチローの活躍とともにアクセス数も次第に伸びていったという。だが、2001年Yahoo!スポーツで最もアクセス数を伸ばしたのは、メジャーリーグの頂点を決めるワールドシリーズ、ヤンキース対ダイヤモンドバックスとの最終戦だったという。もちろん、イチローの在籍するマリナーズの試合ではない。「イチローでメジャーリーグが身近に感じられるようになった人たちがワールドシリーズに見入っていたんだと思います。メジャーリーグのすごさを実感したのではないでしょうか」(尾澤氏)
2002年はサッカーワールドカップの年。Yahoo!スポーツではすでにプロジェクトチームを発足し、全社体制で挑む。もちろん、ほかのスポーツサイトも力を入れてくることは間違いないが、FI FAのオフィシャルパートナーという絶対的なYahoo!スポーツの強みは、次回のWeb of the Yearにもよい影響を与えるに違いない。
インターネットの特性である速報性を生かしたサイトが上位に来ているのは納得ですね。ネットはやはりニュース性とジャーナリズムを重視したいと僕も思っているので。
その意味では、nakata.netが今回も上位に来ているのはちょっと不思議です。選手の個人サイトはある意味、プロパガンダなわけで、個人的には理解できないところです。もちろん、中田選手がそれだけ注目されているという証ではあるのですけど。
ランキングに入っているサイトの中で、僕も利用しているのはYahoo!スポーツやnikkansports.com、スポニチアネックスあたり。試合結果をチェックしたり、いくつかのメディアを比較しながら読んだりしてます。あとはゴルフダイジェスト。ゴルフ場を探すときにとても便利です。
日本のスポーツサイトも随分進化してきたと思いますが、個人的にお願いしたいのは、データベースをもっと充実させてほしいということ。選手のバックグラウンドなどが簡単に調べられるようになればいいのですが。そのあたりが2002年へ向けての僕の期待ですね。