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Yahoo! Internet Guide 2003年2月号 2003年2月5日(水)
WEB OF THE YEAR 2002 日本のベストサイトはこれだ!

ニュース部門
Yahoo!ニュースが2位以下を引き離しダントツのトップで5連覇達成
_
インターネットユーザーにとっては「事件があったらまずはネットで」というスタイルがすっかり定着した。ADSLなどによる常時接続が爆発的に普及した2002年、ニュースサイトに変化はあったのだろうか?

1
 人と技術がかみ合った1年
 Yahoo!ニュース

 headlines.yahoo.co.jp

 2位以下を引き離して5年連続ニュース部門1位を獲得したYahoo!ニュースは、2002年、アクセス数もユーザー数も大きな伸びを見せた。年初と比較してページビューで3倍、ユニークユーザー数でほぼ2倍に達した。その理由についてYahoo! JAPANメディア事業部の川瀬達也プロデューサーはこう語る。

「2002年は人と技術がうまくかみ合って好循環が生み出せたと思います。とくにトピックスの編集が機能して、ユーザーからの手ごたえを感じることができました」

 Yahoo!ニュースは、配信の順番に見出しを表示する「ニュース」と、スタッフが独自の視点でピックアップし、13字の見出しを付ける「トピックス」に分かれる。2002年は編集スタッフがうまく注目度の高いニュースを編集できるようになったことでトピックスの視聴率が大きく伸びたという。2003年はさらにニュースソースも増えて、ますます充実しそうだ。

2
 ビジネスマンの強い味方
 NIKKEI NET

 www.nikkei.co.jp

前回に引き続き、2位となったのが経済・金融ニュースで人気のNIKKEI NET。96年から日本経済新聞社が運営し、2002年8月には平日平均で800万ページビューに達した。2002年6月実施のユーザーアンケートによれば、男性が83.8%に対し、女性の比率は16.2%。常勤者が75.9%で、役職を見ると、部長・課長・係長など中間管理職が53.1%を占めている。タイムリーに「新証券税制」特集を組むなど、ビジネスマンには強い味方だ。

3
 女性向けや動画も充実
 asahi.com

 www.asahi.com

朝日新聞社の運営するニュースサイト。男性ユーザーが71%を占めるが、女性向けコンテンツにも力を入れており、「Woman」というコーナーでは働く女性や主婦向けの情報を充実させている。また、動画像のニュースクリップも見ごたえがあり、「ニュースビデオ」というコーナーでは2002年7月から「速報!!記者会見」という政財界のキーパーソンの会見を動画で配信し始めた。ブラウザに速報ニュースを流すツールバー機能も提供中。

順位 サイト名 グラフ 投票数
URL
1 Yahoo!ニュース 42417
headlines.yahoo.co.jp
2 NIKKEI NET 12892
www.nikkei.co.jp
3 asahi.com 12476
www.asahi.com
4 MSNニュース 9710
news.msn.co.jp
5 読売新聞 9584
www.yomiuri.co.jp
6 ZAKZAK 6010
www.zakzak.co.jp
7 毎日新聞 5255
www.mainichi.co.jp
8 産経Web 3918
www.sankei.co.jp
9 インフォシークニュース 3620
news.infoseek.co.jp
10 gooニュース 3601
channel.goo.ne.jp/news
11 エキサイトニュース 3436
www.excite.co.jp/News
12 時事ドットコム 2996
www.jiji.com
13 朝鮮日報 2842
japan.chosun.com
14 中日新聞 2697
www.chunichi.co.jp
15 LYCOS ニュース 2339
www.lycos.co.jp/news
16 TBS News i 2262
news.tbs.co.jp
17 FNNニュース 2210
www.fnn-news.com
18 NNN24.COM 1463
www.nnn24.com
19 ビデオニュース・ドットコム 1059
www.videonews.com
20 GENDAI NET 900
gendai.net

新聞社サイトはネット独自の記事を
個人によるニュース情報発信に期待

 私にとって新聞は欠かせない情報源で、いまでも毎日5〜6紙は読んでいますが、かつては興味を持った記事を片っ端から切り抜いて、1日で何十枚ものファイルを作っていました。

 しかし最近は、どうしても必要な記事以外、切り抜くことはありません。その代わりインターネットのニュースサイトを活用するようになりました。Yahoo!ニュースもよく使います。ニュースソースが多いから、過去のニュースを検索するときは重宝しています。

 英米の新聞社系サイトもよく利用します。たとえば、日本がイラク戦に備えてイージス艦を派遣すると発表したときなど、海外メディアはどのように報道しているのか必ずチェックします。最近ではテロ組織アルカイダのホームページが開設されたというので、さっそくアクセスしたのですが、どうやら世界中から殺到しているようでなかなかつながりませんね。

 海外メディアのサイトで昔から注目しているのがアメリカのサンノゼマーキュリー紙です。ここは相当早くからウェッブ化に取り組んでおり、ウェッブならではの記事企画を積極的に試みてきた点が評価できます。たとえば「グッドモーニング・シリコンバレー」というウェッブだけのコーナーを作って、毎日シリコンバレー企業の新しいニュースを集めては編集したり、新聞の特集記事のバックデータやインタビュー全文を掲載したり。インターネットジャーナリズムの在り方を模索していた私もずいぶん刺激を受けました。日本の新聞は基本的に紙の記事の流用か抜粋だけなので、ネットの特性を考慮したうえで、独自の記事を配信してほしいものです。

 私は94年に前NHK会長の島桂次さんと一緒に独立系では日本初のオンライン週刊誌「東京万華鏡」を始めました。バナー広告を収入源として無料で読者に提供するという運営スタイルは当時としては画期的でしたが、ちょっと早すぎたような気もします。

 インターネットジャーナリズムのさまざまな手法や可能性を試み、英語でも発信していたために、阪神淡路大震災時には国内外からアクセスが殺到、最盛期には1日100万ヒットまで増えました。

 今後注目したいのは、ストリーミングを使ったリアルタイムな動画像配信ですね。いってみれば無認可のテレビ局。話を聞きたい人にインタビューし、それを生のままインターネットで配信する。やはり生中継でないと緊張感はありませんからね。

 インターネットによって私たちは以前とは比べものにならないほどのスピードで情報を入手できるようになりましたが、本当に革命的なのは「発信性」です。だれでも発信できる手段を持ったことは人類史上初めてのことで、私としても普通の人々が言いたいことを言える場をネット上に期待しています。

識者の声
インサイダー編集長・ジャーナリスト
 高野 孟氏

インターネット・ジャーナリズムの先駆けとなる。テレビ出演、著書多数

www.smn.co.jp/takano

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