株式評論の原稿を作成したり、経済見通しについての講演依頼が多いですから、やはり株価はしょっちゅうチェックしています。私の場合は、どちらかというと個別銘柄の株価よりも日経平均株価や為替など大きな流れをまず見ます。で、自分なりに感想を頭の中で整理して、それから今後を予想していきます。
まず、書きたい、あるいは話をしたいおおよその筋書きを作ります。これが出来上がると、次は個別の株価のチェックです。そして同じプロセスを踏んで将来、有望そうな企業を絞り込んでいきます。
ただ、企業のファンダメンタル面(=企業の業績などから相場を判断する方法)は私のような立場ではなかなか知り得ないことが多いですから、だれにでも公開されているテクニカル(=株価チャートを利用して、株価の動きから相場を判断する方法)分析を行います。
その際、インターネット上で公開されている関連サイトは、やはり私にとっても情報収集に欠かすことはできないです。しかも、無料で利用できるサイトも多数ありますし、非常に便利になりました。
役に立っているのはゴールデンチャート社のGCオプティキャスト。トップページに日経平均やTOPIX、ナスダック、為替と私が見たい要素がコンパクトに出てくるので、非常に便利です。
ここのサイトはコード番号を入れるだけで個別銘柄の日足、週足、月足、業績も出るし、企業のホームページにリンクも張ってあるので、原稿を書くときにとても重宝していますね。また、別途設けられた有料会員のページでは、より細かな情報を入手することもできるようです。上級者は必見でしょう。
一方で、テクニカル分析をするときは無料で提供されているLycosマネー株式を利用しています。ここでは個別銘柄のコード番号を入れて、ストカスティクスと移動平均乖離率を調べることが多いですね。
出来高推移は、やはり無料で使えるYahoo!ファイナンスを利用します。このサイトでは主に個別銘柄の時系列データを見ることにしています。
ランキングされたNIKKEI NETマネー&マーケットや大和証券は、私もよくのぞいているサイトです。また『郵貯』のサイトも、原稿を書くときや自分のお金の運用でちょっとわからないことがあったときは行くことがあります。
こうしてみると、読者の皆さんと行動ファイナンスという点では似ているというか、同じようなところを歩いているといえるでしょうね。専門家でも使える無料の専門サイトも増えてきていますから、みなさんもぜひ活用してみてください。
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