Windowsが不調になったときでも、ハードディスクを丸ごとバックアップしておけば、すぐに環境を復元できる。ただし、3ページでも触れたように、環境を丸ごと、となるとデータの容量が大きくなり、バックアップしておく「先」が問題となる。CD-R/RWなどを使うのが最も手軽だが、場合によっては複数枚に分けるなどの手間がかかる。
手っ取り早いのは、別のハードディスクを利用すること。外付けドライブなら、設置も容易だ。ただし、製品を選ぶ際は、データの転送速度に注意したい。1.5Mバイト/秒でデータを転送する「USB 1.1」規格対応のものだと、下手をすると1日がかりになってしまう。自分がいま使っているパソコンが「IEEE1394」や「USB2.0」に対応しているなら、バックアップ先に用いる製品も、これら高速インタフェースを備えたものが望ましい。
使用しているパソコンが、容量の大きなハードディスクドライブを搭載しているのであれば、市販のパーティション分割ソフトを利用して、新たにバックアップ領域を作成するのも安上がりだ。
また、記録型DVDドライブも実売価格で3万円を切る製品が出てきている。バックアップする容量が4Gバイト程度であればオススメしたい。