いろいろな表情にくるくる変わっていく。「表情がいろいろ変わるとか、アングルによって顔が違って見えるのは、女優としてはいいことだと思っているんです」と女優としての自分を分析する |
静かに言葉を選んで話すそのイメージに、スキのない凛としたキャスティングが多いのもうなずける……と思いきや、ご本人いわく「学生時代は、スポーツざんまいの日々でした。サッカー、テニス、陸上、バレーボール、水泳など習い事と部活の毎日。バレーボールでは国体に出場したこともあるんですよ。まぁ、体育会系だったんですね」。ちょっと意外。
東京では、心身のリフレッシュはもっぱらプールと散歩。とくに散歩は、分刻みの日常から解放してくれて、歩く速度で街の風景や出来事に触れることができて楽しいという。秘密のお気に入りコースがあるなんて、ちょっと気になるよね。
デビューは19歳。少女は大人になって責任感が芽生え、仕事に対する姿勢も変化してきた。
「仕事のときって、自分なりにテーマを決めて臨むんです。最近、自分の中から自然にそのテーマがわき上がってきます。ですから、テーマを突き詰めていくと、仕事を選んでいるんですよね」
小雪さんがモデルから女優へとシフトしたきっかけは?
「デビュー作となったTVドラマの『恋はあせらず』かもしれません。お芝居の難しさ、演じることの難しさを知りました。モデル役として出演したんですが、お芝居なんて何もできなかったんです。モデルと女優では全く表現の方法が違っていたんです」
「うちのコは気まぐれだから芸は覚えないみたいですね。たぶん性格かな?」。小雪さんの素顔を知っているフェレット君の名前は「とろろ」
小雪さんのホームページ
彼女の直筆のメッセージが掲載されているホームページ
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現在はどう?
「どう演じるかは、自分の中で設定したり、監督とお話ししたりして、プランを立てていきます。皆さんが私に持っているイメージは、そうやって作った私の一部なんです。でも女優として幅を持たせるには、自分と全然かけ離れたキャラクターの役をやるということがこれから必要になってくるとは思っていますね」
ところで、コミュニケーションの道具としてのインターネットの使い方は?
「家に帰ったらメールチェックは毎日します。連絡を取っていないなぁと思う人にはメールを出しますよ。メールって、相手の忙しさに関係なく連絡できるから、すごい便利ですよね。好きな本を探すのもインターネットです」
影響された女優さんは?
「日本人では桃井かおりさんが好きです。独自の存在感、自分の世界観というのを持っている。それがお芝居にも出ていますよね。将来も女優としてやっていけるかどうかはわからないんですけど、自分のスタンスや信念は持ち続けていきたいですね」
女優・小雪。彼女は、やはりとってもクールで美しかった。でも、ペットのフェレットの話になったときに、思わず見せてくれたあどけない笑顔はとってもチャーミング!!
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