人間の再生をテーマにした山田太一原作のドラマ「高原へいらっしゃい」の撮影も快調。
「八ケ岳でのロケは都心と10℃くらい気温差があって、体調に気を使います。でも現場の雰囲気は最高! 支配人役の佐藤浩市さんが、まさに座長のように、温かくみんなをまとめてくれているんです」
遥さんはスカウトされたホテル従業員の1人、さおりを演じている。
「実は複雑な背景のある役なんですが、さおりはきっと、それを見せない明るさのある女性だと思うんです。そのあたりの微妙さを、どこでどう感じてもらえるかを考えますね」
演じることや表現について、とても真剣でまっすぐに話す遥さん。黒目がちの瞳が、輝く。
インターネットで ビデオチャットを やってみたいんです
撮影の合間には、連載に使うオフショットをデジカメで撮ったり、帰宅後は知りたいことをインターネットで調べたりしているという。
「化粧品や食べ物について、よく検索します。本屋さんや図書館に行かなくても、自分が知りたいことにダイレクトにアクセスできるのがインターネットの魅力ですね。仕事のため以外にも、産直の旬の味覚や、大好きな温泉についてもインターネットで調べますよ。温泉は、効能までチェックして、行ってみたいな〜って(笑)。秘湯といわれる温泉へ母と出かけてみたいですね。それから、ビデオチャットっていうんですか? テレビ電話みたいな動画のやり取りもおもしろそうで、やってみたいんです」
忙しい日々の遥さん自身の「再生」法は?
「なるべくジムに通って体を動かして、それから日常の食べ物を大切に選んだり、味わったり……生活の小さなことって、実はすごく支えになると思うんです。私、忙しいときほど前向きに時間を使おうってがんばれるんですよ」
実は活発、という遥さんの笑顔は、たおやかで、こちらの心もホッとさせてくれる。 |