ブロードバンドの普及で常時接続が当たり前になった今、インターネットに接続したパソコンで、ウイルス対策を行っていないのは「自殺行為」に等しい。ウイルスメールをばらまいたり、自分の知らないところで他人のパソコンを攻撃したり、さまざまな迷惑をかけてしまうことになる。だから、すべてのユーザーは、ウイルスに関する正しい知識と対策を講じる必要がある。セキュリティホールやウイルスについて、アンテナを高くして、手間ひま惜しまずマメに対策しよう!
「Nimda」や「Badtrans」など、最近「コンピュータウイルス」と呼ばれる悪質なプログラムが新聞や雑誌をにぎわしている。コンピュータウイルス(以下ウイルス)というのは、パソコンの内部にさまざまな方法で“侵入”してファイルやOSそのものを破壊してしまう、悪意を持ったプログラムのこと。最近のウイルスは昔と比べて巧妙になっており、感染してもすぐには分からずユーザーが気が付かないということも多い。だが、目に見える「破壊行為」を行わないからといって、油断は禁物。なぜなら、ウイルスはインターネットやLANなどのネットワークを通じて、ほかのパソコンに「感染」していくからだ。