Teomaはそもそもラトガース大学で開発された検索エンジンで、ゲール語で「エキスパート」を意味する。昨年9月に自然語検索のAsk Jeevesが買収したことで、Googleキラーとして一躍名を上げた。
そのTeomaの特徴は、Googleの「PageRank」と同様のシステムに独自のシステムが加えられ、関連する用語群やリンク集が表示されて、より広くディープな情報を得られる面白さにある。「PageRank」は、リンク元の重要度を考慮した上で、被リンク数からページの重要度を数値化したもの。Teomaでは、まず検索語の意味する分野のページ群を抽出してから、「PageRank」の手法で重要度を判断することによって、より精度の高い検索結果を表示しているのだ。
例えば、「Macintosh」という単語をTeomaで検索すると、まず「Macintosh News」「Macintosh Computer」「Apple Computer」といったMacintoshに関連する概念を含むページ群を抽出し、その分野での重要度の高いページを選んで検索結果に出すわけだ。
Teomaの実力については、GoogleとWiseNutとの比較表を参照してほしいが、現時点では検索結果数や関連機能の面でまだまだGoogleに太刀打ちするのは難しい。