1. 初回起動時にパスワードを入力する。このパスワードを忘れると起動することができなくなるので注意。確認のためもう一度入力して、「OK」ボタンを押す
2. 左側の「Status」タブ内の「Set heuristic sensitivity level」の欄でスキャンするレベルを設定できる
3. キーロガーが確認されなかった場合は、このメッセージが表示される
4. キーロガーが作成しているログファイルが見つかると、ログファイルのパスが表示される。この表示になった場合、キーロガーがインストールされている疑いが強い。シェアウェア登録すると「Next」ボタンでより詳しい情報が表示されてキーロガーが削除されるが、登録前は本体は削除されない
キーロガーの利用法は、“あの人のIDとパスワードを盗み出してやろう”という悪事だけではない。ここでは、キーロガーを利用したデータのバックアップ方法を紹介しよう。
キーロガーは、キーボードから入力した情報をすべて記録するため、作成したテキストファイルやメールの本文、以前ブラウザに直接入力してアクセスしたウェブページのURL、掲示板への書き込み、ウェブページ上のフォーム内に「*」で表示されて見ることのできないパスワードなども、すべて入力したまま記録される(日本語の場合はローマ字入力、漢字変換などがあるのでそのままのテキストにはならないので注意)。
例えば、外付けのハードディスクにキーロガーのログを記録し続けておけば、内蔵ハードディスクが破損して起動できなくなったとしても、新しくインストールしたシステムで起動し直し、外付けハードディスクのキーロガーのログを見れば、キーボードから入力したものはすべて復元できる。はるか昔に決めたパスワードをすっかり忘れてしまっても、きちんと記録されて残っている。キーロガーは、使いようによってはかなり便利に使えるツールとなるのだ。