3. 記録中はタスクトレイの上の部分に操作ボタンが現れる。「■」ボタンでキー入力の記録を終了する。その右のボタンは一時停止ボタン。一時停止ボタンを押すとキー入力情報の記録もストップし、もう一度一時停止ボタンを押すと再開される
4. 記録を開始し、テキストエディタに文章を入力して終了した。上が入力したテキストファイル。下のRocketMouseのウインドウにはマウスの位置と行った操作、キーボードから入力した文字がすべて記録されている。キーボード入力はローマ字入力、カナ入力ともに英字で記録される。再現したい動作を選択して、左から3つ目の再生ボタンを押すと自動的にその動作が行われる。ただし文字入力は、設定が半角英数字になっているとそのまま入力されてしまうので、ひらがな入力にしておくか、その入力切り替えの作業も併せて記録する必要がある
キーロガーは通常はソフトウェアだが、ハードウェアのものも存在している。「キーゴースト(KeyGhost)」という名前のハードウェアは、パソコンとキーボードの途中に取り付け、パソコンへの侵入者が送信してくるキー入力情報とキーボードからパソコンに送られるキー入力情報のすべてを内部のフラッシュメモリに記録できる。
キーゴーストをウェブサーバなどに取り付けておき、サーバ上の情報をすべて走査しておけば、不正アクセスされた場合の情報も残ることになる。サーバ上のログを不正侵入者が削除することはできるかもしれないが、キーゴースト内に記録された情報を消すことは難しい。キーゴースト内の入力情報によって不正アクセスの犯人を突き止められる可能性が高まる。また、フロッピーディスクで起動してハードディスクをフォーマットする、というような悪事を働いた場合も、ソフトウェアのキーロガーでは何も残らないがハードウェアなら入力情報が残る。
キーボードからパソコンへのケーブルの間に取り付けられるキーロガーを取り外す方法を記したウェブページ。ページ内の写真はキーゴースト。パソコンを起動させたまま外そうとすると、システムが壊れる危険性があるので必ずシャットダウンさせてから外すようにと記されている。さらに、「キーゴースト・セキュリティキーボード」というキーゴーストを内蔵するキーボードも販売されている spycop.com/keyloggerremoval.htm