パソコンを冷やす方法で最適なのは、クーラーをガンガンかけて部屋の温度を低く保つことだが、Winnyでマシンを1日中立ち上げっぱなしにしている場合、クーラーをかけっ放しにしなければならないので、電力会社から恐ろしい金額の請求書が来ることは確実だ。電力会社がFTTH、ADSLサービスに力を入れているのはそのためである(ウソ)。
そこで、「CPUCooL」の出番だ。このツールは、ソフトのチカラでマシンを冷やすという、むちゃなことを可能にする化け物ツールなのだ。特に、強力な空冷ファンが装備されていないノートPCをメインマシンとしているユーザーには、必須と言っても過言ではない。
インストールして再起動し、一番最初の起動時に自分のマシンのマザーボードの種類を指定する画面が出る。この一覧に自分のマザーボードの種類が表示されていない場合は詳細な監視をすることはできないが、それでもCPUを冷やす機能などは使うことができる。
今回使用したノートPCでは温度の監視ができなかったため、別のツールを使って温度監視を行った。確かにその効果は高く、CPUCooL起動前はMPEG2ムービー再生時に55℃近くあったのを、CPUCooL起動後には48℃まで下げることができた。実に7℃も下げることができたのである。もちろん、ムービーの再生には何の支障もなかった。何ともものすごい威力を秘めたツールだ。
1. 初回起動時にマザーボードの選択画面が出てくる。左でメーカー名を選択し、右でマザーボード名を選択する。マザーボードの種類が分からない、もしくはリストにない場合には「I don't know」をクリックする
2. 起動したら「Functions」→「Cooling mode/temperature depend ant switching」を選択