固定ワイヤレスインターネットプロバイダーの米TowerStreamは5月26日、エンパイアステートビルに同社ネットワークへ接続するアクセスポイントを設置したと発表した。既存の市内アクセスポイントと合わせ、マンハッタンの周囲半径約16キロ内の企業向けに、高速無線インターネット接続サービスを提供できるようになったとしている。
TowerStreamは、WiMAXを採用した無線接続サービスを提供(4月28日の記事参照)。現在は、シカゴ、ボストン、プロビデンスなどの都市部でサービスを展開し、ニューヨーク市では100社以上の企業に利用されている。
WiMAX Forumのプレジデント、ロン・レズニック氏は発表文の中で、「ワイヤレスブロードバンドはプロプライエタリな技術から、WiMAXのような低コスト標準技術へと移行しつつある。有線ネットワークの有力な代替となるものであり、ニューヨークのような都市の企業にとっては、地域電話会社の代わりになる」と語っている。
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