子供向けWebサイトの「Googles.com」が、検索大手Googleの進出で損害を被っているとして7月7日、米特許商標庁に異議を申し立てたと発表した。
Googles.comのサイトでは「Googles from Goo」というキャラクターが登場、関連グッズの販売のほか、「My Googles」「Googles Mail」「Goo Community」などのサービスを提供している。「Googles」の商標は、このサイトを運営するStelor Productionsが保有。
同社はGoogleの商標が子供向け商品などに利用されることに対して異議を申し立てるとともに、電子メールと検索エンジンサービスに関しても、Googleの商標登録の抹消を求めた。
Googleの商標が子供向けの商品やサービス販売に使われれば消費者に誤解を招くとStelorは主張。GoogleのIPO計画および子供向け事業への進出によって、自社の事業に与える損害が拡大していると訴えている。
ただ、Googleとの共存に向けた提携を結びたい意向も明らかにしており、「Webには両社が共存できるだけの十分な余地があるが、それは当社の領域である子供向け事業をGoogleが侵害しなければの話だ。商標権を取得したのはわれわれの方が先であり、当社のブランドと事業に深刻な打撃を与える権利はGoogleにはない」(スティーブン・エスリングCEO)と強調している。(→詳細記事)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR