C-NEWSと日経産業新聞は、共同で実施した地上デジタル放送に関する「ネット1000人調査」の結果を発表した。調査は6月30日から7月2日に20〜59歳のインターネット利用者を対象に実施。1000人から回答を集計した。男女比はほぼ半々。
これによると、地上デジタルについての知識を問う「地上デジタル放送の仕組みや、アナログ放送との違いについて、どの程度知っていますか」という質問に、「よく知っている」と答えたのは7.6%。最も多かったのは「何となく知っている」で46.2%。次いで「あまり知らない」(38.3%)、「まったく知らない」(7.9%)と続き、認知度そのものがあまり高くないという結果となった。
現在視聴している人は41人(4.1%)で、視聴者の約半数はCATV経由でデジタル放送を見ているという。視聴していない人も「いつまでに地上デジタル放送を見たいか」という問いに「今すぐ」という回答はは10.2%どまりで、最も多かったのはアナログ放送が終了となる「2011年」の16.2%。ただし、現在の地上アナログ放送が終了する時期を「2011年」と正答した人は33.2%で、「わからない」(42%)人を含め、正確に知らない人がまだ多い状況だ。
また、地上デジタル放送を視聴できるテレビがいくらなら購入したいかという質問には、「5万円未満」(37.5%)という回答が最も多く、20万円未満の金額を挙げた人が9割にのぼる。現在販売されている対応テレビはプラズマ、液晶テレビなど30万円以上が主流で、購入側の希望する価格とはまだ差があるようだ。
地上デジタル放送に期待すること(複数回答)では、1位が「高画質・高音質の映像・音声」が708人で、次いで「テレビ画面上での番組検索・予約」、「ニュースや天気予報などの最新情報」が続く。地上デジタル放送で見たい番組(複数回答)のトップは「映画」で606人。「ニュース」(439人)、「音楽番組」(415人)、「オリンピック」(389人)が続く。
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