C-NEWSは、カシオ計算機が9月に発売する韓日・日韓辞典搭載の電子辞書「XD-H7600」(関連記事参照)についてのアンケート調査を行った。実施期間は2004年7月22日〜23日、15歳〜49歳のインターネットユーザー400名を対象に実施したもので、年齢層は、10代が1割弱、20代が4割強、30代が3割強、40歳以上が2割弱。
これによると、「韓国に関心がある」と答えたのは6割で、きっかけは「映画」「ドラマ」やキムチ」「焼肉」などの「料理」が主で、男性では「サッカー」、女性では「旅行」が目立ち、関心事は「料理」がもっとも多く6割強、次いで「観光」が4割強、「ドラマ」が4割で続き、数年前に比べ5割が関心が高くなったと回答している。
韓国への渡航経験者は2割強。韓国語については、「習得したい」「できれば習得したい」を合わせると4割弱が習得意欲を示しており、辞書には「紙の辞書」が6割半ば、「ネットで提供されているオンライン辞書」が5割強。「IC電子辞書(携帯用電子辞書)」は2割半ばだが、「使いやすいと思う辞書」ではIC電子辞書がオンライン辞書を7ポイント上回った。
「XD-H7600」への評価は、「メーカー・ブランド」については、5割弱が「80点以上」をつけ、「韓国語辞典」については、3割が「50点」で、評価平均点(10点単位の選択肢の点数を回答数で加算し、母数で割ったもの)は、54.4点。「機能」については、6割が「50〜70点」。「重さ」「大きさ」についても、5割半ばが「50〜70点」と携帯性の評価は64点で、「デザイン」「カラー」は、6割が「50〜70点」とまずまずだ。だが、希望小売価格が5万400円(税込)の「価格」については「30点以下」が6割近くと厳しい評価になっている。
購買意欲は男女とも「30%以下」が7割強と低く、まったく買う気がない「0%」と答えた人も男性20.5%、女性15.5%いた。「XD-H7600」を使いたいシーンが具体的にあると答えたのは男性19.5%、女性22.0%で、旅行先での使用を想定しているようだ。
総じて韓国に興味はあるものの、利用頻度などを考えると韓国語電子辞書に5万円を出せるのは、よほど関心のある人に限られるようだ。
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