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“わかりやすさ”を追求したデジタル放送対応3 in 1、ソニー「RDZ-D60V」(3/4 ページ)

» 2006年09月08日 19時47分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 電子番組表は、地上波アナログ放送が定期的に受信を行なう「Gガイド」で、デジタル放送がリアルタイムで放送波で受信する比較的多い組み合わせだ。アナログ放送に関しては1時間×7チャンネル表示と一覧性は良くないが、デジタル放送は3時間×9チャンネル表示と、一覧性と情報量のバランスは悪くない。

 ただし、表示するチャンネルを絞り込むといった操作はできず、1つの放送局が複数のチャンネルを持つ場合もあるデジタル放送では、1画面に3〜5放送局分しか表示できない。番組を見落とさないという意味では正しいとは思うが、地上波の民放では事実上複数チャンネルの活用(同時刻に異なる番組の放送)はほとんど行われていないため、普段利用には表示するチャンネルの絞り込みができると便利だろう。

photophoto 地上アナログ放送でもデジタル放送でも横軸が時間、縦軸がチャンネルという点は共通だが、一覧性は大分異なる。スゴ録シリーズはずっとそうなのだが、一列表示はそろそろ勘弁してほしい気もする
photophoto 録画予約はアナログ/デジタル放送ともに一括管理される。一覧で録画モードなどまで把握できるが、代わりに番組名はフォーカスしている予約のみ上部に表示されるタイプだ(左)。録画番組の一覧はGUIがHD仕様でないこともあって1画面6番組と一覧性は今一歩(右)

 録画番組は、アナログ放送とデジタル放送を一括管理できるタイプで、少々変則的ながらRDR-VH95/85同様にフォルダ機能を利用することもできる。1画面6番組と一覧性には少々不満も残るが、並べ替え機能が充実しており、検索性も悪くない。

photophoto 並べ替え機能は結構強力で実用的(左)。「データ容量順」などはあまり見かけないものだが、HDDに空きを作るために録画番組を削除する場合などには重宝するだろう。録画番組に対する操作は、一覧から「黄」ボタンでメニューを呼び出せる(右)。番組単位のレジューム再生もサポートしており、このメニューから最初から再生するか、続きを再生するかを選択することも可能だ

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