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» 2010年10月29日 14時00分 公開

あの、“挑戦者”が復活したわけで:テレビを“YouTube対応”にする箱──「Rock Tube」とはナニモノか (2/3)

[坪山博貴,ITmedia]

軽快なUI、HDコンテンツの再生も可能なYouTube再生機能

 Rock Tubeのウリとなるのは、ともあれ「YouTube再生」機能だ。早速再生してみよう。

photophoto 「おすすめ」「人気」「新着」「評価の高い動画」の一覧、そしてキーワード検索で好みの動画を探していける。操作画面のレスポンスもなかなかよく、720p以上のハイビジョン動画であれば、リビングルームの大型テレビで再生しても心地よく視聴できる

 YouTube動画は、自動で各コンテンツの最高解像度で再生するようになっている。ハードウェアデコード機能を備えるので、フルHD(1920×1080ドット)で投稿された動画もなかなか軽快に再生できる。動画データが読み込み済みであれば、2/4/8/16倍速での早送り変速再生も驚くほどスムーズだ。32倍速以降は紙芝居のような表示になるが、最高で128倍速再生まで可能である。巻き戻し再生も(おそらく)キーフレーム単位の表示で連続した静止画になるものの、ストレスなく操作できる。

 このほか、一時停止で早送り/早戻しキー(もしくは左右キー)キーを押すと、5秒ずつ再生位置を移動させることもできる。まぁとにかく、YouTube動画でも動画再生における一般的な操作が違和感なくサクサク行えるのは好印象だ。

 最近はネットワーク対応の家庭用テレビやレコーダーなどでもYouTube動画を視聴できる製品も増えている。本機がこれらに勝るのは、先に触れた軽快な操作性と「キャッシュ機能」である。一覧画面でリモコンの赤ボタンを押すと、バックグラウンドでキャッシュ作業が始まり、本機に接続したUSBメモリやUSBハードディスクにコンテンツを“キャッシュデータ”として保存しておける。

 なお、キャッシュデータの保存に利用するストレージは、Windowsでは普通に使えないファイルシステム(まわりくどいが、FAT/NTFSではないもの)でのフォーマットが必要で、保存したデータは本機経由でしか再生できないが、利用時間などよりストリーミングではスムーズに再生できないといった場合に便利だ。検索中に気になったのでひとまずダウンロードし、あとで再生するといったシーンにも使える。

photophotophoto リモコンの「赤」ボタンを押すと、“キャッシュデータ”としてYouTube動画を外部ストレージに保存できる。USBメモリやUSB接続の外付けHDDとともに利用する
photo LAN内のPCからブラウザでRock Tubeへアクセスし、保存済みキャッシュデータを再生することもできる

 キャッシュといっても、不要な動画だけリストから選んで削除するといった管理も可能であり、実質は“保存・録画”に近い使い勝手である(製品名も、“録”画にかけてあることだし)。あくまでキャッシュとしてあるのは、オトナな事情であることを察してほしい。なお、LAN内PCのブラウザから本機へアクセスすれば、キャッシュした動画をPCで再生することもできる。

 YouTube機能は、アカウントへのログインこそサポートしないものの、「おすすめ」「人気」「新着」「評価の高い動画」の一覧、そしてキーワード検索で好みの動画を探していける。検索ワードの入力に用いるかな漢字変換はこの種の製品にしては意外にかしこく、少し前のBD/DVDレコーダーなどの日本語入力よりはずっとまともな感じだ。


photophoto 家庭用機器のそれと比べるとまともに使えた文字入力機能

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