テレビ朝日と米Vobileは12月25日、放送とスマートフォンの映像再生タイミングを同期させる技術「msync-CAM」(エムシンク-カム)を発表した。スマートフォンやタブレットなどのセカンドスクリーンを用い、テレビ番組の新たな視聴スタイルを提案する。
「msync-CAM」はテレビ朝日が保有する技術をベースに、Vobileの音声解析技術を活用して両社で共同開発をした放送とインターネットの映像再生タイミング同期技術。これにより、番組の内容に同期したマルチカメラ映像を手元のスマートフォンやタブレットで楽しめるという。例えば音
楽番組でグループアーティストのメンバーそれぞれをマルチカメラでフォーカスするといった演出が可能になる。また放送エリアごとに異なる遅延を補正する技術も盛り込んだ。
両社は「msync-CAM」を日本や米国、中国を中心とした世界各国の放送メディア企業に対して提供を進める方針。2015年1月6日から米ラスベガスで開催される「2015 International CES」に合わせ、近隣のホテル「Wynn Las Vegas」にプライベート展示ブースを設けて技術デモンストレーションを行う予定だ。
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