京浜急行電鉄は2月18日、無線LANで電車内に映像を配信する実験を3月1日から行うと発表した。8月いっぱいまで6カ月間の予定。
同社サーバに蓄積したNHKニュースやミニ番組、動画CM、沿線情報などを、線路沿いに敷設した光ファイバーで品川駅と三崎口駅に送信。両駅に停車した電車内のサーバに無線LANで送信し、車内に設置したTV画面に映す。音声は車内スピーカーでは放送せず、FMラジオ波に変換して乗客が自分のFMラジオで聴く仕組みにした。
対象車両は「京急ウイング」や快特などに使われる「2100形」。特定1編成(2109編成)の中間車、3号車と5号車の車内中吊り広告位置に23インチディスプレイ(1両に2セット合計4面)を設置する。車内サーバは1両に1基置く。運用はNTTコミュニケーションズが担当する。
実験モニターとして、同社の会員制サービス「i-ウイング」会員を対象に200人程度を募集している。モニターにはFMラジオを配布し、実験車両の運行スケジュールを電子メールで通知する。
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