ついに登場したNDSとPSP(2/2 ページ)
永遠のライバル・任天堂とSCEが満を持して新型携帯ゲームを同時公開。従来のゲームに対する反省から生まれたNDSに対し、再び挑戦者として牙城に挑むSCEのPSP。それぞれの特徴を画像を交えて見てみよう。
これが「21世紀のウォークマン」
発表されたPSPは、昨年公表されたコンセプトモデルをほぼ踏襲。サイズは170(幅)×74(奥行き)×23(厚さ)ミリ、重さはバッテリー込みで260グラム。カラーはシックなブラックだ。ただ、コンセプトイメージではホワイトやイエローなどのカラーバリエーションも登場している。
まず、中央に配置された4.3インチTFT液晶ディスプレイが目を引く。解像度は480×272ピクセルの16:9で、ゲームだけでなく本格的な動画コンテンツの表示を意識したものになっている。実際、発表会ではスクウェア・エニックスが発売を計画している映像作品「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン」がPSP向けにも発売されることが告知された。
動画やゲームを格納するのは、専用の新記録メディアとして登場する光ディスク「UMD」だ。容量は片面2層 1.8Gバイトで、著作権管理機能やペアレンタルコントロール機能、リージョンコード機能などを備え、大手コンテンツプロバイダからの支持も取り付けた。メモリースティックPro Duoスロットと組み合わせ、MPEG-4動画やATRAC3plus音楽ファイルの再生など、ゲームにとどまらない「21世紀のウォークマン」を実現する。
NDSと同様、IEEE 802.11b対応の通信機能を装備。またUSB 2.0スロットを備えた。プロトタイプとして、専用カメラやUSBキーボード、GPSモジュールの開発もアナウンスされている。
電源は内蔵リチウムイオン充電池。ゲームプレイ時にランダムアクセスするUMDドライブと大型液晶を搭載することから電源持続時間が気になるところだが、使い方によって2−10時間程度になるという。外付けバッテリーも発売される。
対応タイトルとして「Gran Turismo 4 Mobile」が公開されたほか、コーエーやナムコなどから定番タイトルのPSP版が続々と登場しそうだ。
発売時期は日本が年末の予定。価格は明らかにされなかった。
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