「日本人のパワーが充満します!」――“世界のカンサイ”構想30年のスーパーショー「アボルタージュ」を語る(1/2 ページ)
ファッションデザイナー・山本寛斎氏が手がける、新撰組・土方歳三をテーマにしたスーパーショー「アボルタージュ 〜接舷攻撃〜」が7月に行われる。これを記念して、Yahoo!JAPANでは山本寛斎氏を招いてのチャットイベントを開催した。30年来という入魂のテーマに“世界のカンサイ”が熱く語った
ファッションデザイナー・山本寛斎氏が手がける、構想30年というスーパーショー「アボルタージュ 〜接舷攻撃〜」が7月10・11日の両日、日本武道館で行われる。哀川翔、上戸彩、三上博史、小池栄子などが出演するこのショーを開催を記念して、Yahoo!JAPANでは山本寛斎氏を招いてのチャットイベントを開催した。
チャットは長澤アキさんのイベントと同様に、参加者からの質問に山本氏が答え、それをYahoo!のオペレーターが入力するという形で行われた。また、その受け答えの様子は動画で配信もされた。
――コンピュータをさわったことはありますか?
ありません!(きっぱりと)。でも、体温と体温を伝うコミュニケーションと、そうではないコミュニケーション。その二つが必要ですね。
――趣味
一時は泳ぐことが大好きで、潜っては魚をモリで撃ってました。“魚殺しの寛”なんていわれましてね(笑)、夕方になるとコーラを持って島の人が集まってくるんですよ。魚と交換するために。
――休みの日は何を?
今のところはノンストップ。アボルタージュは遊びと思っているんです。仕事という概念がないんです。
――洋服のデザインは楽しいですか?
皆さんは机があって、紙があってと思っているかもしれませんが……。歩いているときとか、そうそう、歯医者でも考えます。暗算というか、暗デザインというか。そんな感じでデザインしたのがこれ(写真)。桃太郎の桃のように服が2つに割れるんです。デビット・ボウイのコンサートに使われました。
――若いときも奇抜な格好でしたか?
30年ほど前、金髪のアフロヘアでイギリスを歩いていたら声をかけられて、雑誌の「LIFE」に掲載されました。でも、この格好はダメ。日本人としてのウリがないんです。そこで、1年後にスキンヘッドでイギリスを歩いていたらみんなが「Beautiful!」とか「Fantastic!」とか言うんですよ(笑)。あ、若い頃といいますが、今も若いですよ(笑)
――デザインの原点
人を喜ばせる、驚かせる。その瞬間、自分の中にお祭り心が起きる。それが好きです。毎日をワクワクドキドキしていたいんです。
――自分は何色ですか
真っ赤ですね。かなり真っ赤っか。血の色というか。山本寛斎というときれいな色をたくさん使うという印象があるかもしれませんが、きれいな色ほど大切に使うんです。日本人のルーツには赤があるのではないでしょうか。
アボルタージュについて
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