アクシス、ビデオサーバの新製品「AXIS 241」2機種をリリース
アクシスコミュニケーションズ6月21日、ビデオサーバの新製品を発表した。ラインアップは「AXIS 241Q」(17万6400円)と「AXIS 241S」(10万2900円)の2モデル。
アクシスコミュニケーションズ6月21日、アナログ映像をデジタル化してネットワーク上に配信するビデオサーバの新製品を発表した。ラインアップは「AXIS 241Q」(17万6400円)と「AXIS 241S」(10万2900円)の2モデル。7月1日から受注を開始し、7月中旬には出荷を始める予定だ。
AXIS 241シリーズは、「ARTPEC-2」と呼ばれる自社開発の画像圧縮チップを搭載したことにより、フルフレームレートのMotion-JPEGビデオストリームを同時に4チャンネル分、エンコード&ストリーム配信が可能になった。解像度は最大704×480ピクセルの5段階。エンコードした動画は10/100BASE-TX対応のイーサネットポートから出力し、ネットワーク上のパソコンで閲覧できる。
また、パン/チルト/ズーム機能付きのビデオカメラにも対応し、撮影画像内での動きなどをトリガーとして遠隔地にいるオペレーターなどに警報を出すといったイベントハンドリング機能も装備。さらにHTTPS(SSL)、IPアドレスによるフィルタリング、ユーザーごとのアクセス権限設定など、セキュリティ面も重視している。同社によると、教育施設や店舗の安全確認、遠隔モニタリングなどの用途に適しているという。
AXIS 241Qは、アナログビデオ入力端子(BNCコンポジットビデオ)を4つ装備。一方のAXIS 241Sはアナログビデオ入力端子1つとループスルー用のアナログ出力端子を備えている。本体サイズはいずれも140(幅)×155(奥行き)×42(高さ)ミリ。重量は540グラム。なお、パソコン側にはWindows 98以降のOSと「Internet Explorer 5.5SP2」以上が必要だ。
関連記事
- ネットワークカメラの性能はさらに向上する〜AXIS
アクシスコミュニケーションズのアンダース・ローリン社長が同社の製品ロードマップを語った。これには、MPEG-2撮影が可能な「AXIS 230」ネットワークカメラ、新しいビデオチップを搭載した「AXIS 241Q」ビデオサーバなどが含まれる。 - アクシス、MPEG-2対応ネットワークカメラ
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.