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期待の“プロジェクターWooo”ランクインフロントプロジェクター販売ランキング(2004年7月12日〜2004年7月18日)

3強が上位を独占してきたハイビジョン対応ホームシアターモデルだが、期待の新顔として日立製作所の“プロジェクターWooo”「PJ-TX100J」がトップ10入り。自慢の自社開発光学ユニットを売りに上位3モデルを脅かす存在になりそうだ。

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順位 前回 メーカー名 型番 発売年月日 標準価格
1  2 セイコーエプソン EMP-TW10H 2004/4/28 168000
2  3 セイコーエプソン EMP-TW200 2003/10/24 268000
3  1 三洋電機 LP-Z2 2003/10/21 268000
4  4 松下電器産業 TH-AE500 2003/10/10 オープン
5  5 日本電気 VT460JK 2003/8/1 248000
6  23 ソニー VPL-ES1 2003/10/11 158000
7  6 セイコーエプソン EMP-S1H 2004/5/1 148000
8  10 セイコーエプソン EMP-S1 2003/6/2 148000
9  11 日立製作所 PJ-TX100J 2004/6/10 250000
10  7 日本電気 VT660JK 2003/8/1 398000

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

 ここ数週間ほど目立った動きのなかったフロントプロジェクターの売れ筋だが、7月第3週の販売ランキング(全国量販店のPOSデータをGfK Japanが集計)では2機種が前週の圏外からトップ10にランクインした。

 前週23位から6位へと大きくジャンプアップしたのは、ソニーの小型データプロジェクター「VPL-ES1」。先日、シリーズ新製品が9〜10月に発売されると発表されたので(6月29日の記事参照)、値引きの渋いソニー製品も在庫処分に入ったのかもしれない。VPL-ES1の後継となるVPL-ES2(9月12日発売予定)は、コンポーネント専用入力(RCA端子)を装備し、画質モードには「プレゼンテーション」のほかに「リビング」「シネマ」を搭載するなどホームシアター用途も意識した仕様になっている。

 注目は9位にランクインした日立製作所の“プロジェクターWooo”「PJ-TX100J」。Woooの愛称が示すように、家庭用プロジェクターとして昨年投入した「PJ-TX10J」に続く同社ホームシアター向け製品の第2弾だ。

 表示デバイスに、セイコーエプソン製の720p対応0.7型液晶ワイドパネル×3枚を採用するという構成は、ハイビジョン対応機として人気のセイコーエプソン「EMP-TW200」(2位)、三洋電機「LP-Z2」(3位)、松下電器産業「TH-AE500」(4位)と同じ。売りは独自開発の光学ユニットだ。

 外観の特徴にもなっている大口径レンズはF1.7と明るく、非球面レンズと4枚のED(Extra Low Dispersion:超低分散)レンズを組み合わせた贅沢な作りになっている。新開発の150ワットUHBランプとの組み合わせで生み出される光量は1200ルーメンとデータプロジェクターに迫る明るさで、明るい室内でのスポーツ観戦などにも十分対応できる実力を持つ。オリンピックのハイビジョン放送を100インチ前後の迫力ある大画面で楽しむといった使い方もできそうだ。

 後発の新製品ながら実売では20万円を切る(最新価格はこちらをチェック)など、上位を独占してきたHD対応3モデルを脅かす存在になりそうだ。

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