2台買うより便利? 注目の“W録”を搭載した東芝「RD-XS53」(後編):レビュー(1/4 ページ)
「W録」を搭載した注目のHDD+DVDレコーダー「RD-XS53」。前回は基本性能を中心に紹介したが、今回はW録を最大限に活用したスカパー!連動機能に加え、編集やダビング機能、画質などもチェック。
魅力の「W録」を搭載した注目のHDD+DVDレコーダー「RD-XS53」。「W録」あってこそ生きるのが多チャンネルのスカパー!連動機能だ。今回はこのスカパー!連動機能に加え、編集やダビング機能、画質なども見ていこう。
予約録画だけでなく視聴でも利用できるスカパー!連動機能
「RD-XS53」で「W録」と共に注目なのが「スカパー!連動」機能だ。高速データバス端子を持つスカパー!チューナーと付属のケーブルで接続する事でRD-XS53側だけで録画予約が完了する。AVケーブルでの接続は別途必要だ。電源連動機能を利用すると、RD-XS53とスカパー!チューナーの電源を連動させる事もできる。今回はソニーのSAT-SP5で問題なく動作する事を確認している。
スカパー!連動機能を利用した場合、EPGからの録画予約は地上波とまったく変わらない。但しEPGにスカパー!の番組表を表示させるには、チャンネルを1つ1つ登録する必要がある。チャンネル名は自動設定されるなど情報はネットワーク上に準備されているようなので、ぜひこの登録は一覧から選択する形で登録できるようにして欲しい。
DEPGでスカパー!の番組表を見るには、1チャンネルずつの登録が必要で少々手間。CHコードに「C100-xxx」とxxxの部分にスカパーのチャンネルを入力すれば良いが、一部表示されないチャンネルがある。「アニマックス」は専門チャンネルのコード「C000-xxx」で設定すると番組表が表示され、録画も問題なく行われた。幸いチャンネル部分の割振りが共通だからだろう。
EPGからの予約録画以外に視聴時にもスカパー!連動機能は利用できる。チャンネルのアップダウン操作でスカパーチューナーが接続されたAV入力に切り替わるか、スカパー!を視聴中にクイックメニューから「スカパー!チャンネル切替」を選択すると、画面上に登録したスカパー!のチャンネル一覧が表示され、4方向キーと決定キーでスカパー!チューナーのチャンネル切替ができる。
スカパー!のチャンネル操作画面はこのように表示され、フォーカスしたチャンネルの名称も表示される。今回の組合わせでは操作からチャンネルが切換るまで5秒ほど要した。とりあえずリモコンが1つで済むのはメリットだろう。
スカパー!チューナーの制御は行うが完全に支配化においているわけではない。予約録画中であってもスカパー!チューナー本体やリモコンでチャンネル切替や電源のON/OFFができてしまう。この点には注意が必要だ。またPPV購入の手続きは行えない点にも注意がいる。
スカパー!連動機能とは直接関係ないが、AV入力3のビデオ、オーディオ信号はRD-XS53の電源ON/OFFに関わらずAV出力へスルーする事もできる。RD-XS53の電源を切っている時はもちろん、例えば地上波放送を「W録」中に、AV入力3に接続されたスカパー!チューナーの映像をモニターする事もできるわけだ。
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