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CFスロット付きポータブルDVD――DivX対応「DVD Master」レビュー(1/2 ページ)

日本トラストテクノロジーズ(JTT)のポータブルDVDプレーヤー「DVD Master」は、DivX再生を含む“生ペグ対応”やDVD±R/RWなど多彩なディスク対応、基本性能の充実振りなどが光る注目機。CFカードスロットを使った新たな楽しみ方も提案している。

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 日本トラストテクノロジーズ(JTT)が先月7月20日に発売したポータブルDVDプレーヤー「DVD Master」は、4万円を切る低価格ながら多彩な再生フォーマット対応と基本性能の高さに加えて、CF(コンパクトフラッシュ)カードスロットによるポータブルDVDの新しい楽しみ方を提案する注目機だ。

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ポータブルDVDプレーヤー「DVD Master」

 まずは外観から見てみよう。DVD Masterの大きさは212.1(幅)×157.5(奥行き)×30.5(高さ)ミリで、重さは本体のみで約740グラム。標準添付のリチウムイオンバッテリー(約240グラム)を装着すると総重量は約980グラムとなる。重さはポータブルDVDでは標準的なものだが、7インチワイドディスプレイ製品としては幅が少し大きめだ。

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 シルバーのボディはシンプルなデザインだが、ディスプレイ背面にある丸いアクセントはちょっと筆者の趣味ではない。閉じるとディスプレイ部とドライブ部の奥行きがピッタリ揃っていないのもやや違和感が残る。

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ドライブ部の奥行きが大きめではみ出た感じ

 液晶ディスプレイは7インチワイドのTFT液晶を採用。液晶の種類や解像度などスペックは公開されていないがおそらくアモルファスシリコンTFTで、実際に視聴してみた感覚での解像度は、同じ画面サイズとなる東芝のポータロウ(480×234ピクセル)と同程度。高精細ではないものの、DVDソフトを視聴するには十分な画質だ。

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 視野角は上下が若干狭いものの左右はそこそこあり、1〜2人で正面から視聴する分にはまったく気にならない。ポータロウと同様に12ビット/54MHzの映像DACを採用しており、高コントラストで色再現性もよく好感の持てる映像に仕上がっている。

 ディスプレイ下部にステレオスピーカーを内蔵しているが、ここから出るサウンドは期待しないほうがいい。DVD Masterではディスク再生時に“シュルシュル音”が発生するため、内蔵スピーカーで視聴するとそれがかなり気になる。ポータブルDVDはヘッドフォンで楽しむのがセオリーだ。

 リチウムイオン充電池は本体底面奥側に取り付けるタイプで、装着後は本体が斜めにチルトアップする。大きさはやや小ぶりだが、メーカー公称値では約2時間半〜3時間の連続再生が可能とうたっている。実際にDVD映画を視聴して試してみたところ、ほぼスペック通りの約2時間58分で電源が切れた。これならたいていの映画がバッテリー駆動で視聴できる。

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