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“第二世代”を垣間見せたエニーミュージックA&Vフェスタ2004

開催中のA&Vフェスタでは、エニーミュージックの「第二世代」ともいえる対応機が展示されている。話を聞いてみたところ、提供されるサービスも第二世代に向かって着々と進行しているようだ。

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 エニーミュージックは、A&Vフェスタ2004の同社ブースで、今後投入が予定されている新型Any Music対応機の参考展示を行っている。展示されているのは、オンキヨー、デノン、日本ビクター、ヤマハの製品。

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オンキヨーの参考展示機。液晶が一体化されたユニークな形状が目を引く。
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デノンの参考展示機。デザイン的には既に発売されている4機種と近い感じにまとめられている。

 現在はソニー/パイオニア/ケンウッド/シャープの4社からAny Music対応機が発売されているが、サービス概要が発表された際にはオンキヨー/ディーアンドエムホールディングス(デノン・マランツ)/日本ビクター/ヤマハというオーディオ機器メーカーも、協賛企業として名を連ねている。

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日本ビクターの参考展示機。細い円柱スピーカーが特徴
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ヤマハの参考展示機。今回展示されている4台の参考展示機の中でも異彩を放つデザイン。近未来の次世代ゲーム機を連想させる

 しかし、今回の展示は、すべてまだ正式な発売時期やスペックが決定していない“参考出品”になっている。その理由をエニーミュージック 代表取締役社長の野口不二夫氏は「Any Music自体のサービスや仕様について追加や変更を検討しており、新たに投入する機器はその新サービスや仕様に対応して登場する可能性が高いため」と説明した。

 検討されているサービスや仕様についての詳細を聞くことはできなかったが、野口氏は「音楽配信サービス、FMオンエアチェック、オンラインCD購入という、Any Musicの3本軸は変えない」とし、「新サービスは、アメリカの音楽配信サービスなどを参考にして検討している」と、今後の方向性を示唆した。

 ブースにはカーオーディオ向けのAny Music対応機が発売も展示されていた。展示されていたのは、インダッシュタイプとモニタ一体型の2種類。こちらについては「走行中の車内でも、ネットを使った音楽配信サービスがうまく提供できるかなどの検討課題があり、すぐさま市販化することは難しい」とのこと。

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車載タイプのモックアップ

 ただ、野口氏はAny Musicのサービス開始時から「カーオーディオとの連携も進めていきたい」と語っており、モックとはいえ、具体的な製品イメージが登場したことは、当初の構想に向かって同社が着実に前進していることを感じさせた。

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