パイオニアもDVD-RのVR録画に対応──DVDレコーダー5製品を発表(1/2 ページ)
パイオニアがDVD&HDDハイブリッドレコーダーのラインアップを一新。DVD-RのVRモード記録に対応した新製品5機種をリリースした。HD録画も可能なハイエンドモデルや5.1chシステムをセットにしたホームシアターモデルも用意。
パイオニアは9月30日、DVD&HDDハイブリッドレコーダーのラインアップを一新し、DVD-RのVRモード録画などに対応した新製品5機種を発表した。この中には、HD録画対応のハイエンドモデルや5.1chスピーカーをセットにしたホームシアターモデルも含まれている。価格はすべてオープンプライスで、10月下旬から順次出荷を開始する予定だ。
製品名 | HDD容量 | 実売予想価格(オープン) | 出荷開始 |
---|---|---|---|
DVR-920H-S | 400Gバイト | 18万円前後 | 10月下旬 |
DVR-720H-S | 250Gバイト | 14万円前後 | 10月下旬 |
DVR-625H-S | 250Gバイト | 10万5000円前後 | 11月中旬 |
DVR-525H-S | 160Gバイト | 8万5000円前後 | 11月中旬 |
HTZ-929DVR | 160Gバイト | 17万円前後 | 11月中旬 |
DRCD-201 | アップデートCD | 9800円 | 11月中旬 |
DVD-RへのVRモード記録は、東芝が新型DVDレコーダーに搭載すると発表したばかり。(関連記事)コピーワンス番組を安価なDVD-Rメディアに保存できるのが最大の魅力だが、VRモードで記録したDVD-Rメディアは既存のDVDプレーヤーでは再生できないといった制限もある。
パイオニアAVビジネスカンパニービデオ事業部ビデオ企画部企画グループの宮崎武雄主事は、「VRモード記録には、自由な編集機能や二カ国語放送の対応、ダビング速度が速いといった副産物もある。また、ユーザー調査の結果では、DVD-Rの用途は“保管”が9割に対して“配布”は1割だった。それなら、採用する価値があると判断した」と話している。
EPGを強化したスタンダードモデル
普及価格帯の“スタンダードモデル”は、「DVR-625H-S」「DVR-525H-S」の2機種だ。ハードウェアは春モデルの「DVR-620H-S/520H-S」とほぼ共通。コピーワンス番組のDVD-RへのVRモード記録と、EPG周りの機能強化が主なアップデートとなっている。
番組検索の精度を向上させる辞書ツール「気がきく!録画辞典」を新たに搭載したほか、野球中継や連ドラ最終回の延長にも対応(関連記事)。上位モデルのDVR-625H-Sでは、パソコンと本体をiLinkケーブルで接続し、録画番組のタイトル変更などが行える「PCエディットゲート」機能をサポートしている。
「PCエディットゲート」に対応したのは「DVR-625H-S」「DVR-920H-S」「DVR-720H-S」の3機種。i.LinkケーブルでDVDレコーダーとPCを接続し、録画タイトルの検索や編集、消去などの作業が行える
なおパイオニアでは、春モデルの「DVR-620H-S/520H-S」を新製品と同等にアップグレードするCD-ROM「DRCD-201」を発売する予定だ。価格は9800円で11月中旬から2005年1月までの期間限定販売。もちろん、DVD-RのVRモード録画も可能になる。
ハイビジョンも録画できるハイエンドモデル
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.