有線ブロードネットワークスは10月25日、映画配給のギャガ・コミュニケーションズを子会社化すると発表した。ギャガが持つ映画コンテンツを活用し、デジタルコンテンツのブロードバンド配信事業を加速する。
ギャガが12月下旬と来年1月上旬に行う第三者割当増資に応じ、100億円を出資してギャガ株式の57.6%を取得する。エイベックス・グループ・ホールディングスの依田巽名誉会長も約30億円を出資して第2位株主となる。
USENはエイベックス・グループ・ホールディングスに出資して筆頭株主となるなど、コンテンツ強化へ大型投資を進めている。ギャガのコンテンツをFTTHユーザー向けに配信するほか、エイベックスとネット音楽配信事業を進める。またTVやHDDプレーヤー向けに映画のダウンロード配信も検討する。携帯電話向けコンテンツ配信やIP放送も、9月に資本提携を発表したサイバード、Kラボの2社と協力して展開する考えだ。
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