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軽快な動作が魅力なHDD搭載ポータブルAVプレーヤー――「Zen Portable Media Center」レビュー(1/4 ページ)

クリエイティブメディアの「Zen Portable Media Center」は、Windows Mobileを搭載したポータブルAVプレーヤー。軽快な動作が魅力な本製品をチェックしてみた。

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 クリエイティブメディアの「Creative Zen Portable Media Center 20GB」(以下 Zen PMC)は、マイクロソフトの携帯プレーヤー向けOS「Windows Mobile software for Portable Media Centers」を搭載した携帯AVプレーヤー。

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Creative Zen Portable Media Center 20GB

 既に米国では9月から発売されているが、日本でも11月下旬に発売されることが決定しており、先日行われたWPC EXPO 2004でも来場者の関心を集めていた。Windows OSを搭載した本格的な携帯プレーヤーとしては初の製品となる本製品をチェックしてみたい。なお、レビューに試用した機体は発売前の製品であることをお断りしておく。

手にした感覚はゲームボーイアドバンス!?

 Zen PMCの本体サイズは約144(幅)×80.7(高さ)×27(奥行き)ミリ。重さは340グラム(バッテリー搭載時)。ストレージには20GバイトのHDDを搭載しており、85時間分の映像(WMA 500kbpsで換算)、もしくは9000曲分の音楽(WMA 64kbps 1曲4分で換算)を収録可能だ。

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両手に持ってみたところ

 電源には着脱式の専用リチウムポリマー充電池を採用しており、映像なら最大約7時間、音楽なら最大約22時間の連続再生が可能となっている。対応OSはWindows XPで、PCとのインタフェースにはUSB 2.0を利用する。

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充電池は脱着式。スペアも発売される

 液晶は3.8インチのバックライト付きTFTカラー液晶で、解像度は320×240。キャリングケース兼用のスタンドも付属しており、セットすると小型の液晶テレビのような視聴スタイルになる。

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付属するキャリングケース兼用のスタンドをセットしたところ

 液晶の左側にはカーソルおよび決定キーのほか、ブラウザの「戻る」やWindows OSでいうところの「スタート」に相当するキーも備えている。右側には再生/停止のほか、音量調節、早送り/巻き戻しのキーが配置されている。キータッチはやや固めで、しっかりと押し込むことができる。

 ソニーが発売した“ハードディスクマルチプレーヤー”「HMP-A1」とは異なり、両手で操作することを前提にデザインされている。実際に手にしてみると、両手の親指を使う操作スタイルがなおさらそう感じさせるのかもしれないが、やや厚みがある携帯ゲーム機という趣だ。

 液晶上部にはプリセットボタンが4個あり、コンテンツの再生中にこのボタンを押せばブックマークされ、次回以降は素早く呼び出すことができる。そのほか、オーディオ/ビデオ出力端子やロックスイッチ、別売のリモコンも接続できるヘッドフォン端子が用意されている。

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右側面(上)には誤動作を防ぐためのロックスイッチが設けられている。カバンの中に入れて音楽を再生するような場合でも誤動作を防ぐことができる
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操作時にキーが光るので、暗いところでも操作は容易

Windows搭載PCのような直感的な操作が可能

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