松下、“虫を誘惑”しない照明「ムシベールのあかり」

松下電工が、虫を寄せつけにくくした室内用の低誘虫照明器具「ムシベールのあかり」を発表。照明カバーに虫を誘う光の波長をカットする特殊加工を施した。

[ITmedia]

　松下電工は11月30日、虫を寄せつけにくくした室内用の低誘虫照明器具「ムシベールのあかり」を発表した。12月21日から発売する。価格はシャンデリアタイプが13万200円から、シーリングライトタイプが4万3050円から、キッチンライトタイプが3万5700円から。

低誘虫照明器具「ムシベールのあかり」。シーリングライト（上）／シャンデリア（中）／キッチンライト（下）

　昨年発売した屋外用低誘虫照明器具を室内向けにアレンジ。照明カバーに虫を誘う光の波長（410ナノメートル以下）をカットする特殊加工「ムシベール」を施すことで、従来品に比べて約70％も虫を寄せつけにくくしたという。

　カバーへの特殊加工のみなので、UVカット加工された特殊ランプなどを使う必要はない。写真などの“色あせ”を招く照明からの微量の紫外線も99％カットするという。

　「人間の目には明るく自然な光に見えても、虫の眼には暗闇のようになる。さらに新開発の密閉パッキン構造の採用で照明内への虫の侵入が減り、掃除も楽になる」（同社）