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ライフスタイル提案型のホームシアターショップ「GRANDアバック」劇場がある暮らし――Theater Style(3/3 ページ)

新スタイルのオーディオ・ホームシアターショップ「GRANDアバック新宿店」がビジネス街・新宿にオープンした。提案型店舗を目指す同店の紹介とともに、近年のホームシアター市場や最近のユーザーの傾向などを聞いた。

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 では、既存の部屋で“奥様に理解してもらえる”美しいインストールを行うために必要な予算とはどれぐらいなのだろうか?

 「既存の部屋でのシアター構築案件では、大きな工事なしに配線を目立たなくする工夫が重要です。部屋のデザインアクセントとして取り付ける幅木のようなものに配線が入るようにしておくといった工夫を我々は行っています。天井方向に配線を立ち上げる場合には、壁の一部のように見えるボックスをコーナーに取り付け、そこを通すといった工事を行います。フルセットの取り付けで見栄え良く仕上げるには20〜30万円ぐらいの予算が機材とは別に必要ですが、モールを用いて目立たないように施工する計画ならば10万円程度でも可能です」(石橋氏)

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幅木のようなものに配線が入るようにして目立たなくする施工例も店内で見ることができる

今後は“明るい場所で楽しめるホームシアター”が増加

 GRANDアバックでは、今後、ホームシアター市場がどのように推移すると予測しているのだろう。

 「現在の低価格なフロントプロジェクターを軸にしたリビングシアターも市場として拡大していくでしょうが、明るい場所でテレビと同じように使えるリアプロジェクションテレビが広がっていくでしょうね。暗い場所で見る本格的なシアタースタイルと、テレビライクに明るい部屋で大画面を楽しむスタイルに二極化するでしょう。そうなるとホーム“シアター”という言葉の定義も変化してくるかもしれません」

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テレビ感覚で大画面を楽しめるリアプロジェクションテレビ。店内には三菱電機が来年発売する予定のリアプロもいち早く展示されている

 「今回のGRANDアバックでは、特に平日の来店者が変化しました。土日は既存のAVマニア層のお客様が多いのですが、平日は会社帰りやちょっとした休憩時間に見ていく人が増えています。カジュアルユーザーの拡大が今後は顕著になっていくでしょう」(加藤氏)

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ミドルクラスからハイエンドまでピュアオーディオシステムをじっくり視聴できるオーディオ専用試聴ルーム
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同一素材の80インチワイドスクリーンを8面設置したプロジェクターシュートアウトルーム
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