ニュース
“ヨッシー”の操作はMEMSで――アナデバのセンサーがGBA用ソフトに採用
MEMS技術を使ったアナログ・デバイセズの加速度センサー「ADXL202」が、任天堂ゲームボーイアドバンス用ソフト「ヨッシーの万有引力」に採用された。
アナログ・デバイセズは12月16日、同社の加速度センサー「ADXL202」が、任天堂ゲームボーイアドバンス(GBA)用ソフト「ヨッシーの万有引力」(12月9日発売)に採用されたと発表した。
「ADXL202」はMEMS(Micro Electro Mechanical Systems:微小電気機械システム)を使ったモーションセンサー。1つのMEMSセンサー部でX軸とY軸の両方を検出でき、小型で高性能なのが特徴。エアバッグ安全装置の衝突感知センサー向けとして全世界145車種に採用されるなど高いシェアを誇る同社のiMEMS(集積マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム)モーション・プロセスと同じ技術を搭載している。
同センサーは2000年には任天堂ゲームボーイ用ソフト「コロコロカービィ」にも組み込まれ、全世界で累計120万本を売り上げるヒット作となった。今回採用された「ヨッシーの万有引力」は、プレーヤーがGBA本体を傾けることでヨッシーを操作し、さまざまな障害を避けゴールを目指す冒険アクションゲーム。従来のコントロールボタンではなくゲーム機自体を動かすことで、立体感のあるプレイ感覚を楽しめる。
同様に、モーションセンサーを使ったヒット作では、回転センサーを搭載したGBA用ソフト「まわるメイドインワリオ」などがある。
関連記事
- “感動と創造性のディスプレイ”を実現する「極小の技術」
MEMSと呼ばれる“極小のテクノロジー”がディスプレイ分野で注目されている。動作原理的に高速・高コントラストが可能となるMEMSディスプレイは、今後必要な“究極のディスプレイ”の実現に役に立つという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.